影法師

自分が読んだ本の感想を書くブログです。
優しいコメントは大歓迎です。
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SHI‐NO 支倉志乃の敗北
SHI‐NO 支倉志乃の敗北    上月雨音    富士見ミステリー文庫


この巻も推理ものでいいのかな。
きらら先輩から絵画展のチケットをもらう。
するとその絵画展にシノちゃんと行くと、シノちゃんがそこで出されたクイズにあっさり答えてしまった。僕とシノちゃんは招待されて九瑠夜明日という画家のアトリエのある屋敷の行くことになる。
そこで、殺人事件に遭遇。

この展開は、まるで2時間ドラマみたいな展開ですね。
でも、そんなに謎解きとかは重要でないのが、このシリーズみたい。
シノちゃんと僕の関係を描くのが重要なんだね。
後はつまみなんでしょうね。

この思い切ったスタイルには、好き嫌いは分かれますが、嫌いな人は6冊目のこの巻までついてきていないので、これでいいのだと思うわね。

自分の好き度は6くらいです
SHI−NO 呪いは五つの穴にある
SHI−NO 呪いは五つの穴にある    上月雨音   富士見ミステリー文庫


久しぶりにシノちゃんシリーズを読んでみた。
どんな話だったのかなと思い出しながら読んだ。
ここでは、安楽椅子探偵ものといってよいのかな。
シノちゃんは、犯人もその動機もしっかり推理したのに、その事件の異常性に驚き、そういうものを理解できるシノちゃんと距離を置こうとする僕に対して、きらら先輩はきつく叱責する。
どっちが年上なんだか、分からない状況が現出していますね。

謎解きとしては、どうなのかな。
テレビドラマの「相棒」とかで、右京さんの鮮やかな心理解析を見ている自分としては、そんなに驚くべきものではなかったりして、
もちろん小学生ができるというのなら凄いのですけどね、それを言ったら名探偵コナンさんがいるじゃないですか。

そういう謎解きより、シノちゃんと僕の微妙な関係に自分は魅力を感じているので、この巻での、そういう謎解き部分はそんなに面白く思わなかったかも。
ただし、これは個人的なもので、ここで提示されている謎解きの部分と動機解明とかは十分素晴らしいと思いますけどね

自分の好き度は6くらいかな
生徒会の一存
生徒会の一存       葵せきな     冨士見ファンタジア文庫


各所で評判の本を読んでみた。
これは凄い。実験小説ですね。生徒会で起こる些末な出来事を、そのまま語っただけの小説です。
まさか、そんなもので一冊の本になるのかな、と思って読み始めたけど、そのままそれだけでしたね。

・ くりむちゃんは、失言問題で生徒会長を辞任に追い込まれました・

・ くりむちゃんの人生は、夢オチでした

・ くりむちゃんは陰で「頭がアレな子」と言われているのに、終ぞ気付きませんでした

・ くりむちゃんは、実はくりむちゃんじゃありませんでした。


生徒会長であるくりむちゃんを主人公にした怪談の一幕での、副会長の杉崎鍵くんの言葉の数々を少し取り上げてみると、そのシュールさと面白さが伝わりますよね。

ハーレム願望を成就するため、美少女揃いの生徒会に潜り込んだ黒一点の杉崎くんの言動が、波乱を起こすだけなんですが、周りの美少女達は、距離を一応おきながらも、温かく接してくれているのがいいところですよね。

この話は、その時々の言葉が面白いのですよね。
こんな実験的な小説が、上梓され、評判になり愛される。ライトノベル界の活気を伝えるような作品ですね。

自分の好き度は8くらいでしょうか。
イガジョ!
イガジョ!      滝山武司      冨士見ファンタジア文庫


この物話は、
バレーボール熱血物語なんだけど、九の一の少女たちが出場する大会においての、伊賀対甲賀の宿命の戦いを描いていたのかなあ。
魔球の連続で、何が何やら分からなくなるし、ペンギンが好レシーブするし、蛸少女とかボール状の変な生き物やらも出てくる。
でも、みんな熱血。
ちょっとイジワル少女の真美さんと、忍び込まされた静さんのキャラクターが中途半端なキャラだと個人的に感じたけど、総じてみんな面白いわね。
そして、元気一杯少女の多々良ちゃんがいるので、自分は満足。
バレーが好きで好きで、ただ思い切りバレーだけできたら、幸せな人ですね。

あんたたちなんで、そこまでするの。
というのはこの話にはないみたい。
バレーをする定めなんでしょうか。

自分は、この話好き。
山田風太郎先生的な話を現代的に分かりやすくしているし、それほど気持ち悪くなっていなくて、熱血で最後は押し通したのも良かったと思う。


 イガジョに入った多々良は、最初のトイレに行くよりも早くバレー部に入部した。


・ ああ、この弾力、この感触、バレーさえあれば、ショートケーキにイチゴがのっていなくたって生きていける!


・ 元気があればなんでもできるって、歴史上の偉人が言っていました!




自分のこの本の好き度は9くらいですけど、人によっては何じゃこれはと思うものではあります。
クジラのソラ 04
クジラのソラ 04      瀬尾つかさ     冨士見ファンタジア文庫


この物語も完結したね。

めちゃくちゃ大風呂敷を広げた物語なんだが、登場人物はそのわりに少ない。
非常にアンバランスなんだけど、独特のワールドが展開しており、最後まで楽しく読ませるわね。
痛いとかいう感じがしないバトルは、あくまでゲームという設定があるからかな
なので、親しい人が死んでも、登場人物たちの悲しみに共感もあまりしないという欠点もあるかも。

自分としては、一巻の熱いバトル。ただのゲームの中でワールドチャンピオンを目指すという展開にしてくれた方が好みだったね

それに、おっさんの自分としては、ウルトラセブンのメフィラス星人をどうしても思い出してしまうんだな
作者も、ちょっと意識していたのかな



抜き出してみると

・ 圧倒的な力をもって一方的に蹂躙するのは、それはゲームとはいわない。ゲームてちうのは、お互いに勝つ可能性があるから楽しいんだ。


自分の好き度は7くらいです。
魔法遣いに大切なこと 1
魔法遣いに大切なこと 1    枯野瑛/著 山田典枝/監修    富士見ミステリー文庫


さきほど休眠すると宣言しておきながら、またアップします。
先ほどの宣言撤回します。
が、これからの更新は、ぼちぼちやっていく予定です。

この本の内容は、
公認魔法師の研修生の菊池ユメは、ある女性の祖父からの遺言されたものを探す依頼の下調べをする。

この物語は、アニメ化されたもののアナザーストーリーといった位置づけなのかな

魔法遣いものなんだけど、凄く穏やかな話で、魔法をモチーフにしてもさりげないわ
バタバタとバトルとかで使うものじゃない。
自分はこういう使われ方の方が好きだわ。

探偵ものみたいで、祖父が残した遺産が、無形なものなんだけど、そのものは、孫である女の人にしか役立たないようなもの、唯一無二なものであるところが、ミソだね。

ユメちゃんも誠実な人柄だし、この話で出てくる人はみんな基本的に善良。
いいわー
小説世界はこうでなくちゃね


抜き出してみると

・「……勝手にそんな課題を決めたんです。私。それができれば立派な魔法遣いになれるかもしれないって。でもダメでした。」
「結局、大切なことには最後まで気づきませんでした。」


自分の好き度は8くらいです。
Black blood brothers 7
Black blood brothers 7     あざの耕平     富士見ファンタジア文庫


7巻を読んだ。
ここからが本番じゃないのかね
今までは前ふりなのかな
噴火しているわ
この熱い展開は読んでみればいいし、熱く語っている人も多いみたいなので、自分が付け足すことはないわね

焦点は特区を守り抜くこと。

ここで自分など思うのだけど、ここまで危険な状態になった兆候は大分前からあったのだから、防ぐことはできたのでは、
危険が迫って初めて、シャキシャキ動き始めるというのは、もう後手後手なってしまうのは仕方ないわね
カンパニーダメダメやん。
こういうダメなところから立ち上がっていくかが、面白いところだが、
単線的な危機じゃなく、全面決壊をどう防ぐだから、大変だよね


・特区を守りつつ対抗するには、どうしても数が足りない。しかも、この不利は時が経つほど大きくなるのである。ただでさえ少ない味方の戦力に対し、敵はそれを自由に増やすことができるのだから

とある

いろいろあったけどここで2部は終了みたい。
ここからの巻き返しに期待しましょう。

この巻の自分の好き度は8くらいです。

それとこの物語は、ラノベ巧者の人たちの評価は青天井だけど、自分みたいなラノベ初心者で、おバカな者には、扱いづらい本だと思うね。
なかなかエンジンがかからない話だし、設定が入念だが、そういうのをいちいち潰していく楽しみはあるが、それほど興に乗らなかったなら、苦痛になるかも。
面白いと期待して購入した人が、結局として一巻で挫折してしまったという人も多いかも。
自分なんかは、7巻を一気買いしたので、気合いで読み通したが、
様子見をしても良かったのかもと思っている。
自分は、コタロウくんの、壁歩き、を想像しながら、踏ん張って読んだ。
つまり、自分的にはそんなに合わなかったのかも。
でも、繰り返し読めるし、読み落としも正せるので、その点ではおいしい本であるのは事実だね
Black blood brothers 6
Black blood brothers 6    あざの耕平    富士見ファンタジア文庫


6巻も続けて読んでみた。
前巻の事件の承継という感じなんだけど、どんどん事態は悪化しているみたい。
この巻の前半ミミコさんは、フリーの調停屋となって頑張っているのだが、いつもニコニコ。こうありたいですね。
でも、終盤は怒濤の展開。
こういうのもパターン化しているのかな

そもそも吸血鬼さんたちは、長く生きているからしがらみが多くて大変ですね。
それぞれ筋を通し過ぎるからややこしくなるのじゃないのかな
年寄りの良いところは、融通が効くということですよ。吸血鬼さんたち、分かってる。
とか言いたくなるね。
過去の因縁がそうなのだから仕方ないとも言えるが、なんとかならんのかね。ミミコさんを余り困らせないであげて

そういっても地球は回るのだから、ここでも風雲は急に、
物語全体の大きな流れが動き出したみたい。


抜き出してみると

・「痛い!? 兄者がぼくを殴った! これはまさか、実戦こそ最高の修行であるといゆー兄者の教え!」
「あっはっは。自分の都合のいいようにしか考えないとは、悪者の基本を押さえてますね、コタロウ」


・ング!? こ、このオカカ、味付けがニンニク醤油!? ミミコさん、やっぱり少しは、根に持ってますね!?


この巻の自分の好き度は7くらいです。

Black blood brothers 5
Black blood brothers 5      あざの耕平     富士見ファンタジア文庫


この5巻は、あの事件から1年後の話で、第二部にここからなるらしい。

ここでも内容は、

ミミコさんの調停員としての、ほのぼのとした仕事ぶりと、ジローさんコタロウさん兄弟の楽しき特区での日々が描かれていたところ、ある事件から題名の「風雲急告」とあるように急展開で話が進む。

その急展開ってなんやねん
ということなんだが、
特区での人間と吸血鬼の共存するという状況では必然というものなのかな
海外からの特派員もやって来ているんだ。

事件が起こって、それからどうなるの
転 転、転
で終わってしまったのか
ミミコさんをどうするんだ。(訴え口調で)


抜き出してみると

・「久しぶりだな、調停員。もてるじゃないか。アヒル口のくせに」
「ア、アヒル口は関係ないでしょうっ」


自分のここでの好き度は6くらい。


Black blood brothers 4
Black blood brothers 4     あざの耕平    富士見ファンタジア文庫


この巻は、舞台は1895年のロンドン。
ジローが何故吸血鬼になったかという経緯が書かれた巻だったね。

ジローさんの昔は、軍人さんだったのですね、それも薩摩隼人。
ロンドンでの同僚は、日本海海戦の参謀で、司馬遼太郎先生の「坂の上の雲」でも有名な秋山真之。
丁字戦法だわ。(訳の分からない突っ込みを入れとおこう)
司馬先生の本では、秋山は変人みたいな気がするけど
この本の中では、良い人で良き先輩。

内容は、
同僚が殺されたことによる原因を探る望月次郎は、(ここで切り裂きジャックも出てくる。)その中で、次郎はアリスという吸血鬼と出会ってしまった。

相変わらず内容に触れにくい話だね。
ここでの重要人物はカーサ。
この人とジローの因果を語りたいが為にこの一冊が書かれたみたいな巻だった。
こちらの話を最初に持って来てくれた方が、自分としては良かった。
前巻は、面白かったが、いまいちカーサの役割が唐突に感じていたものね。
過去編を書かれたことで、物語全体に厚みが出た。
これから、大きな展開があるのかな、その準備はできたみたいだね


少し脱線します。

日露戦争前に海外に出ていた武官である設定の主人公の望月次郎は、自分は、あの「軍神」になった広瀬武夫を想起した
広瀬が赴任したのは、ロシアだったが、なんていっても有名なのは、ロシアでの貴族の令嬢との恋。
闊達で、スケートなどでくるくる回って現地の子供たちと戯れる広瀬さんは本当にいい男だったね。
「ロシヤにおける広瀬武夫」   島田謹二    朝日選書
より   


抜き出してみると

・こんなにも一生懸命じゃない。すごい誠実に頑張ってるじゃない。なんて純粋に生きるんだろう。君も。その子も、まるで星々の運行みたいだ。ただ輝くために、そこにある。本当に、綺麗だよ……


・熱した茶釜が真っ赤になり、触れるものすべてを焼き尽くす。その状態こそが、「意地」なのだそうだ。そして、そんな有様こそ、示現流の神髄なのだという



この巻の自分の好き度は8くらいになりました