影法師

自分が読んだ本の感想を書くブログです。
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「黄金のバンタム」を破った男
 百田尚樹      PHP文芸文庫


この本は、少し前に、本屋で一番目立つところに平積みされていた。 テレビドラマの原作本だと堂々と宣伝もされていた。

まずドラマを見たのですが、それが、ちょっと残念というか、出ている出演者が、ミスマッチだなあ。主役の役者さんは、ファイティング原田さんとは、イメージが違いすぎるでしょう、
失礼なんですが、そんなにスマートだったら、当時あんなに大衆は、熱狂しなかったような気がする

今の時代は、アスリートも容姿が求められ、格好の良い選手の方が、断然扱いが大きい。実より名、見た目が重要だとも言えそう。
この本が、扱っている昭和30年から40年は、見た目ももちろん重要であったとも思うのですが、戦う姿勢、その戦闘スタイル、実直な生き方の方に、より大衆は惹かれた。
良い意味で、実に男っぽい時代。
当時は、日本人全部、生きるのが精一杯、がむしゃらに前に進むしかない時代だったんんだと、当時のファイティング原田さんを筆頭に、多くのボクサーの生き様を描いていました

こういう本を読んでいると、当時のボクサーを見て知っている人は、実に幸せな人たちであると思わせてくれますね
良い時代だったんだとも言えそう。
過去を郷愁的に見るだけでなく、今と対比して、多くの良いところと、今は失われてものも実感できます
ただし、愚直で馬鹿なところもあったとも言えそうですね