伏見つかさ 電撃文庫
この物語は完結しました
さすがに、そこに走っていったのは驚いた。
大々的のメディアミックスを展開している作品において、こういう勇敢な結論を示したのは、画期的なのかも知れません。
自分は、速攻で取り敢えず流し読みをしまして、そのうち、じっくり読んでみるつもりでいます。
本屋でこの本が、出た時に即買うことを決めたのは、正解だったとは思いますが、12巻にもなる話になり、途中でだれたとこもなく、完結までもっていったのは、いたく感心しました
作者の力量が並々ならない証拠でしょう。
そして、ぶれのなく、突き進んだ。
非常に勇気を貰える作品であると思いました
文中では、盛んにエロゲーが登場し、登場人物たちも、怪しげな雰囲気になりますが、自分の中で想像するこの本の登場人物たちは、いたって健全な精神の持ち主であり、生命力が溢れた子たちだと思ってます。
幼馴染と妹が、壮絶なバトルを繰り広げ、実際に格闘することで、折り合いをつける。
どこぞに、ユーモアと、若さ、今の空気を楽しんでいる姿がかいま見えます、
陰湿さが、全くないのですね。どうして無いのかな。
この物語を読んでいつも不思議に思う。
そういうように、真っ直ぐに、自分の課題をクリアしていけたら良いと、誰も感じるのにね。
この物語は、盛んにいろんな人物が、登場し錯綜するけど、大きな意味でも好意を描いている話のような気がしました
愛している、好きだ。という言葉を表するよりも、漠然たる好意。引力みたいなものを感じる。
京介は、女の子たちを振ってしまっていますが、それでも、誰も、京介への好意を失わないような気がするのは、言葉を表するよりも、もっと大きな引力で引き付けられている魅力があるからのような気がします。
本当に、自分は、この物語は、堪能させて頂きました
ありがとうございました。