影法師

自分が読んだ本の感想を書くブログです。
優しいコメントは大歓迎です。
<< April 2012 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
 
SPONSORED LINKS
NEW ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
RECENT COMMENT
RECENT TRACKBACK
アカウント
広告
MOBILE
qrcode
PROFILE
無料ブログ作成サービス JUGEM
 
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

- | | - | - | pookmark
私は二歳
 テレビの番組表に、この映画の名前があったので、とりあえずハードディスクに録画しておいた。
さっき映画を観てみた。

この映画はかなり古いもので、制作が1962年になってます。
原作が育児学の松田道雄先生。「定本育児の百科」は大ベストセラーだったようです。
近年岩波文庫に入っておりまして、自分も本屋でこの本を見かけた時、暫くにらめっこしてしまった。
なにやらインパクトのある本のようです。
少し前には、岩波新書にも松田先生の育児についての本がけっこうありましたし、昔のお父さんお母さんのバイブルだったのようです。

当時は今と比べて情報は少なかったし、核家族化も進み、頼みのおばあちゃんの手を借りられない若いお父さん、お母さんにとって心強い味方だったのでしょう。

映画は、男の子の誕生から、一緒に住むことになったおばあちゃんの突然の死までを描いております。
団地で近くに住む家の女の子が、二階から落っこちてしまう場面もあり、そこのところで偶々通りすがりのお兄さんに助けられたりするところは、臨場感がありました。
太郎くんがビニールを飲み込んでしまったりと、赤ちゃんの日常は危険が一杯だと教えてくれてます。
そこで重要になってくるのは、父親の存在であって、核家族化になって夫婦二人で子育てをするしかないのでから、より子供に対して父親が協力するべきだとい、この映画は力強く訴えているようでした。
逆説的に言えば、まだまだ当時の日本の男共たちは、育児に非協力的だったと言えるのでしょうか。

現在は、「三丁目の夕日」の大ヒットにあるように、過去への憧れがあるようですが、そういうのは美化された日本だという気がします。
団地での生活は、物資は乏しいようですが、いらない物が少なく機能的であるような気がしますし、当時の庶民たちの向学心は旺盛です。
お父さんがテレビで相撲とかテレビばかり見ていると諌められ、もっと自分を高めてくれる番組を見るべきだとおばあちゃんと奥さんから責められる。
今で言うと、もっとETV{教育テレビ}を見ろということなんでしょうけど、そんなことで夫を詰問する主婦は今は皆無でしょう。
そういう姿が当時に日本なら、夕日を見て感傷に浸るというのとは少し違うような気もしましたね

この映画は示唆に富んでいるし、考えさせてくれる題材も多く提供してくれる良い映画だと思いますが、山田洋次監督がセレクトしなかったら放送されにくもののような気がします。
どうしてなのかな、やはり今の人間って刹那的になっているのでしょうか
大人が読むべき ?
 アマゾンをよく利用されてもらっております。
田舎在住なので、地元では手に入らない本がありますので仕方ないと言えます。
そういう経緯もあり、アマゾンで買うべき本の感想を書いているのをよく目を通すことが多くなりました。
自分はいい年して、マンガ、ライトノベルもよく買うので、アマゾンのコメントでしばしば、このマンガは大人も読むべきものだとか、大人の鑑賞にも堪えれるとか書いているものに、よく出合います。
その度に違和感を感じてしまいます

マンガには、既にジャンル分けがしておりまして、青年マンガ、少年マンガ、少女マンガとかに区分されておりまして、それぞれのターゲットがそれぞれ違っておりまして、おっさんが少年マンガとかを読んでも、これぞ大人でも読める作品だという表現は、ずれているような気がします。
大人でも読めますが、あくまで主対象は少年たちであり、おっさんたちは、堂々とはではなく、隅っこにいてあげて欲しいと思ってしまいます。

ですが、少子高齢化の進展は、少年、少女だけに頼った出版を許さない状況のようです。

そういう事情の他に自分が違和感を感じるところは、少年マンガで語られる話は、思春期、それともそれ以前の物語が主であり、そのど真ん中で感じるからこそ、感じ取れるものがあるというものと、おっさんたちが感じのは、過去のノスタルジーと、物語そのものが持つ力への賞賛だと思う
大人だからこそ、物語をい深く読解できる部分もあると思うのですが、少年たちが感じtるものとは異質であるには違いないと思う

どうして、突然こういうことを書いてしまったというのは、
最近」は「ハンターハンター」を一気に読んでみて、感じるところがあったからなんです
この物語のアニメを偶々見て、感心して原作はどんなものかと読んでみたのです
衝撃的な問題作でしたね
このマンガについては、いろいろ語るべきところは多いのですが、自分は途中までは本当に楽しめたし、大傑作とも思うのですが、無理やり、全く違う話を継ぎ足したような不自然さは如何ともし難くも思いました。
最近の巻になるにつれ、自分が感じる不自然さは拡大する一方、アマゾンでのコメントとかでは絶賛する人は相も変わらず多かった。

当初からのストーリーに沿っていけば、キメラアント編は不自然過ぎるし、作者が自由に書きすぎるとは言えますが、その筆の進む先は、世の中の奥底の真相にも到達したかのような印象を与えてくれます。
自分が、このマンガで教えられた点は、このマンガの非情で残酷な状況にあって、子供たちだけは怯まないということは驚きをもって感じ取れた。
それは勇気ではないと感じられるところが面白いところ。子供の好奇心、新しいもの未知なものへ偏見のない目線。
大人が失ってしまった力です。大人がもっていてもどうともならないとも言えますが、
残酷で非情な状況であるからこそ成長できる。
ジャンプがかかげている、「友情、努力、勝利」とはかけ離れたものを描いたマンガであるとは言えるような気がするけど、この世界観は、少年たちのものであると思った。
大人たちは、傍観し、その物語を蕩尽するしかないし、背負ったものがあり過ぎて身軽に動けない。
昨今の問題あれこれ
 このブログは、更新も滞りがちですし、テーマもばらばらになっています。
今にも分解しそうな状況です
まあ、個人の暇潰しでやってますので、お許しください。

本日車で走行中にラジオをかけていたら、国会中継をやっておりました。
延々と今話題の投資顧問の浅川氏の証人尋問をしておりました。
まあ、よくもこんな人に投資を頼んだわと呆れてしまいました
頑なに責任を認めようとせず、自腹は絶対切らないという態度でした
スタンスは余りにもはっきりしていますので、質問に対する答弁を容易に予想できました
今話題の危険運転での事故死同様、速やかな法整備の必要性を強く感じました

法整備、というか法の抜け道をつかってと言えば、タレントの猫ひろしさんのカンボジア国籍での五輪参加も思いつきますね
投資顧問の問題とか、危険運転の問題に比べると大した問題じゃないような気もしてきましたけど
世間で盛り上がった話題には違いない
自分の、この猫ひろしさんの問題の感想を少し書いてみると

猫さんは、五輪を辞退すべきだと思うという多くの人の結論と一緒になりますね
本当に五輪に出たいのなら、一年以上前からカンボジアに住んで準備しとくべきでしょう

まあ、こういう当たり前の正論は置いといて、この問題で気になる点は、日本の男子マラソン代表と世界との差が開きすぎていて、ぶっちゃけ、日本の誰が出ても大差がないという状況は切ないと感じますね
現在のマラソン界の世界トップと日本代表の差と、日本代表と猫ひろしさんとの差は、そんなに変わらないような気もします。{陸上界の人は絶対否定するでしょうけど}
多くの人が五輪出場を目指して日々精進しているのは分かるのですが、現時点でがあり過ぎると、個人の思い出作りと変わらないような気もするし、猫さんの挑戦と大して変わらないような気もします。

五輪は出場することに意義が言うし、それでもいいような気もする
それなら話題性のある人に出てもらったらいいような気がする
個人的には、男子マラソンは公務員ランナーの川内さんとかに出てもらった方が良かったと思うし、話題性を追求するなら、他国に迷惑をかけずに猫さんに日本代表で出てもらっても良いのじゃないのなとも思う。
その方が話題性があってよいのじゃないか
知らない間に巨人が最下位ですね
 自分は巨人ファンではないのですが、住んでいるところが田舎なので、巨人戦ばかり中継されます。
今日もヤクルトと巨人の試合でも、応援していたのは、郷地宮崎出身の赤川投手が登板していたヤクルトを応援していました。
全然危なげなく、すいすいと赤川投手が快投し完封してしまいました。
赤川選手の活躍は嬉しかったのですが、巨人打線が深刻な不振であるのがありあり分かりましたね。
どうすればいいのでしょうかね
折れた竜骨
 米澤穂信    東京創元社 


この本は、しばらく積んでいたんです。
米澤先生の新作だと気合を入れて読み始めたのですがね。
なにしろ、ほとんど知らない時代を描いたもので、とっつき難いものに感じたのでね。

今回、ふと手にとって読み始めたら、すらすらと読み終えることができました。
ニコラくんが、小生意気そうな雰囲気ですし師匠との会話も面白かったですし、呪われたデーン人との戦も臨場感がありました。
それに何より、殺人事件があって、余りにも以外な犯人だたtりします。
ミステリーですね、やっぱり。

知らないことを知るというのが、一番の読書の駆動力なんですねえ。と思い知ったりしました。
続編もありそうな終わり方でしたので、次編が楽しみです。

俺の妹がこんなに可愛いわけがない 10
 伏見つかさ   電撃文庫


久々に10巻が出ました
心待ちにしていたので嬉しい限りです

楽しく読んだのですが、ふと気づくと、京介さんが、壮烈にもてもてになっている状況に愕然としてしまいますね
もう暑苦しいです。
作者は、京介さんに最終的に誰を選ばそうとしているのか。
誰を選んでも、大失恋じゃないか、黒猫さんの発言通り、ピー何とか何とかで結末をつけるのか。
それじゃ、リアルエロゲーの世界に突入じゃないかい。

この巻ではあやせさんがヒロインでありまして、あやせさんの高感度が、自分的にも大幅にアップしました
やっぱあやせさんんもいいじゃん。とかなんとか思ってしまいましたね。
この巻でも、最後は謎の一言{全然謎ではありませんが}で次巻へ続くになりました。
次は、沙織さんが活躍するのでしょうか。それとも麻奈実さんがメインになるのか。
楽しみです


下町ロケット
 池井戸潤  小学館


少し遅くなりましたが、昨年か一昨年に話題になっていた本を読んでみた。
書評では、絶賛ばかりで、どんな素晴らしい本なのかと期待して読んでみました。

自分の感想は、中年おっさんを特に狙ったかのようなもので、この本を強く押してしまうのは少し恥ずかしくなるようなものでしたね。マンガでしたけど、「星守る犬」と同等、中年のセンチメンタリズムに訴えるところが多いのかも。

ただし、物語はハッピーエンドですし、正しき者には必ず幸が舞い降りるかのようなものですので、読後は良い話ではあります。
暴虐な大企業、その中で陰湿に中小企業をいじめる輩。
こういうところは図式的であるとは言えるのですが、現実の世も実のところそのままであるとこが、笑えません。
せめて、そういう暴虐に一矢を。
そこが受けたのでしょうね。

現実は更に進んでいるのかもしれませんね。
今や、暴君であった日本の製造業の大企業が生存の危機ですもんね
原発危機もありましたし、この本の中の出来事のように、なんとか頑張ればあるという状況は稀有になっているし、暴君の大企業も青色吐息。
どうなっていくのでしょうね

ちょっと追記したいのは、銀行からやってきた殿村さん格好が良すぎということかな。

新しいパソコンがやって来ました
 新しいパソコンがやって来ました。
OSをウィンドウズ7搭載のものにするかどうか悩んだのですが、10年近くXPを使っていて、今更新しいOSにチャレンジする勇気が、自分にはなく中古で買うことにしました。
前回も前々回のそれで失敗して、データー破損、極端な低速化を経験しておるのですが、もう一度XPに賭けます。{凄い後ろ向きだと心の声が聞こえます}
自分の住んでいる町は、そもそも光ファイバーが来ておりませんし、これから来る予定もない僻地なので、パソコンだけ高性能にしても無駄だとも言えますわね

今日から、NNKの朝の連続ドラマが新しくなりました
前々回の「おひさま」、前回の「カーネーション」と、テレビにカブリついて見ていたのですが、今回の「梅ちゃん先生」は個人的には外れぽいですね トホホ・・・・・・

「カーネーション」は、大阪人、大阪出身者必見のドラマでしたね。
岸和田出身の知人を持つ人は特に必見でしたね。{自分もそうでした}
現在南九州に住んでいるので、周りの者に、岸和田がどういうところなのかと力を込めて説明しても、全然理解されませんでしたけどね
このドラマで少し疑問に思ったところは、岸和田城を全然写さなかったところだけかも。
本当にすばらしいドラマでしたね。生きる勇気を与えてくれました。
今年のインフルエンザとの戦いにおいての、最大の薬になってくれました。