影法師

自分が読んだ本の感想を書くブログです。
優しいコメントは大歓迎です。
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刃傷  奥右筆秘帳
奥右筆シリーズも最新刊が出てました。

瑞紀と衛悟は、どうなったのかとワクワクしながら読み進めましたが、話の中心は、奥右筆である瑞紀のお父さんの併右衛門でしたねえ。

併右衛門は、またまた命を狙われまして、そこで、刀を城中にて晒してしまう不始末を犯してしまいまして、切腹は必死という状況になってしまってます。

この物語は、ややこしい権力闘争の渦に巻き込まれた一役人の運命というものを描いた話なんですけど、ここまで命を狙われ、味方か敵か釈然としない世界というのは、考えてみたら凄いですね。
併右衛門さんは、既に死んでもおかしくない、それも何度も。
本人も自分のそういう現実に思い至り、太平の世の武士と言えども、算術だけではダメと思い至り、隣の厄介い叔父の身分の衛悟の剣術を頼りにし、武の重要性を認識するに至ったみたいです、
(奇しくもそおれは、現代日本国そのものにも当てはまったりして。)

悪役の冥府防人も、衛悟と瑞紀の良い所で、気を利かせてくれていたりと、良い人路線へ方向展開しているみたいなのも、おかしかったですね。
この話の決着点は、衛悟と瑞紀が結ばれるところで良いのかしら、前途は不透明ですけどね。
どうなるのかしら、次巻が楽しみです
今度は、どの集団が襲ってくるのかも楽しみ。
アクセル・ワールド 8 運命の連星
久しぶりに更新します。

アクセルワールドも8巻になりましたが、まだまだ明らかになっていない謎がある上に、更に大きな謎が提示されたような、深まったような気がします。まだまだ続くと見てよいのでしょうか。
個人的には続いて欲しい話なので嬉しい限りです。
ですが、最後の最後で、急展開して危機的状況を演出するのは、相変わらずです。個人的には、その前にもっと仲間たちと喜びを分かち合うような場面がじっくりあった方が良かった。
またまた2,3ヶ月間、気を揉んでしまいそうです。

読後、改めて振り返ってみますと、おじさんには、かなりハードルが高い話だなあ。と改めて思った。
パソコンですら、不十分にしか使いこなせない身としては、アクセルワールドの世界は、ただただ首肯するだけのものですね。バトル時のどうして、そうなったのかの本文での説明も、ほほぅと思って読み進めるしかないですなあ。
自分は、よくこんな難解なもの読み進めることができたと思ってしまったり。

ハルユキくんは、現実世界でも前向きな少年になっておりまして、どんどん好感度がアップしてますね
こういうとことは、自分としても大変好ましいです。
これからも、どんどん成長していって欲しいです


よく雨が降ったなあ
 自分の住んでいる南九州では、6月に入ってから怒濤の雨が続きました。
一月の雨量が1000ミリ超えたみたい。

最近の雨は、ピンポイントで雨量が変わってまして、10キロくらい違うと平気で、時間あたりの2倍3倍の雨量の差がついてしまいます。
幸い自分の町では、時間当たり50ミリというような雨量は経験しませんでしたがそれでも雨漏りはしまして、てんてこ舞いでした。
今年は、年初から新燃岳が噴火するし、年度前半だけで懲り懲りです。
震災の地域の人たちからすると、屁でもないのですけどね。


疾走する思春期のパラベラム 君に愛を、心に銃を
深見真     ファミ通文庫


長らく待たされていました「疾走するパラベラム」の最終刊を読んでみた。
一番最初の刊が2006年の10月だったみたいですので、ほぼ5年をかけて完結したのですね。
深見先生お疲れ様でした。
昨年は、「ヤングガン」の方も完結しました。そちらの方の終わり方には納得し難いところもあったのですが、「疾走する」方の方の終わり方も、一抹の不満もあったのですが、ここまで大きく広げてしまった展開を畳むのは、個々人の悲劇があるにしてもどうしようもないということですね。

この巻の内容について語るのは、非常に難しいです。
一兎はどうなったのか、人類と乾燥者の戦いの結末は。
迂闊にもちょっとでも語ってしまうと、これから読んでしまう人の興を殺いでしまうので止めておきましょう。

自分にとって、この物語を読み始めたのは、ライトのベルを読み始めた頃と同時期でしたので、完結は、感慨深くもあります。
他の深見先生の物語と較べると、設定がより極端でありますが、思春期の人を対象にした話でもありますね。5年を経つと思春期の人も大人になりますし、リアルタイムで読んでいる人の受け止め方は様々なんだろうと予想できますし、多様な受け止め方を許してくれる話でもあります
おっさんの自分は、この巻を読んで大いに泣きました。