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武士道シックスティーン 1 尾瀬あきら 画 誉田哲也 原作 集英社
「武士道シックスティーン」を原作としたマンガがもう一種類出ていたので読んでみた。
少女マンガとして出ていました。
どうしてなんでしょうかね
おっさん層にも、もっともっと読んでもらいものなのにねえ
昨日読んだものよりも、自分としては、こちらの方がずっと好きですね。
へたれの清水さんもしっかりと描かれていますし、表紙の香織さんの凛々しさが堪りません。
「シックスティーン」だけではなく、それに続く「セブンティーン」「エイティーン」へと続く話として書かれているようなのも嬉しいですねr。
この物語の二人の主人公、香織さんも早苗さんも、実に主体性のある存在であり、完結した個でもあるんですよね。
二人ともしっかりと歩んできた過去があり、己の行動に責任ももっている人たちでもあるんですね。
武蔵に私淑し、絶えず武蔵の言葉を反芻し、ひたすら強さを求める香織さんは、他人の目などには無頓着です。
先輩、先生を敬う気もありません(ただし尊敬する桐谷先生は違いいますがね)。
どうして「五輪の書」を武蔵が書いたのか、そういうところを体得できるときが来ると、一段と大きな強さを得られるようになる
原作は、どうしてなのかは描かれておりますが、このマンガではそこまで進んでいませんので、伏せておきます。
絶えず運命の扉は叩いていなくてはいけないということなんでしょうか
一方早苗さんは、良い子なんですね。
普通の女の子なんですね。でも武道の違う側面、体術であること、
・ 人より長く構える
と言う言葉を守り、相手をしっかり見ることができるんです。
香織さんが、
・ 見るんじゃない、観るんだ
というように、相手の気配、内面すら感得しようとするのとは違うのですね。
出てきた情報にしっかり反応できる。
それは、自分の出来ないことはしない、出きることをしっかりできるということなんでしょう
早苗さんも、完結した個であるんです。
剣道が楽しくてやっている。
そういうことも大切なんでしょう。
そしてお互い、それぞれ優れたところがある一方、足りないものもある。そこを二人は感じていく物語なんでしょうか、この物語は
付け足したいのは、このマンガで描かれている河合さんは、実に魅力的に描かれていますね。早苗さんのお姉さんよりも良いのじゃないかしら。
非常に楽しみなマンガです
来年の春に刊行される続刊が楽しみです。
自分の好きな小説である「武士道シックスティーン」がマンガ化されているのを、本屋で見かけたので買ってみた。
どうなんでしょうね。
進行がゆっくりで、原作の大事なところを落とさないように慎重に話を進めているようでしたが、香織さんのパシリみたいになっている、中学の同級生の清水くんをまともに描いていますね。
「武士道セブンティーン」「武士道エイティーン」のエピソードまでは描かないのかしら。
「シックスティーン」では、二人の主人公のうち香織さんに焦点を主に当て、香織さんが早苗さんと出会うことによって、新しい剣道の魅力を発見していく話なんだろうけど、それならば早苗さんは、ふわふわとした女の子であり、心に負の部分を貯め込まないような性格だとしか描かれない可能性はありますね。
このマンガでは原作同様に、香織さんがつぱっている姿を描いておりますが、進行の遅いマンガ誌の連載で、こういうものばかり読まされるのじゃ、読者がついていくのが大変かも知れませんね。
自分は、二人の視点でもっと描いていった方が面白かったと思いましたね。もちろん頑張って極力それぞれの視点で描いていますが、二人の差が明白だと思われるようにはなっていない気がしました
。
香織さんの内面は、極端だとは言えるのですが、ただの乱暴者じゃないんですね。武蔵に私淑し「五輪の書」を絶えず読む解くような求道者でもあるんですわね。
一方の早苗さんは、一種の天才で、日本舞踊の足さばき、無意識の円運動というか、お気軽不動心が発動しちゃう人なんですね。
全く違う個性が、ぶつかるところが、この小説の面白いところだと思うのですが、そういう点では、このマンガをどうなのかな。
自分としては、釈然としないところがありました
でも、これからが楽しみなマンガではありますね。
来年の夏に次巻発売というのは、間隔が空きすぎですわね。
本当に久しぶりに更新します。
本を読んでいない訳ではなかったのですが、書かなくてはいけないものが溜まり過ぎて記事にするのが嫌になったんです。
仕方ないので、ぼちぼちと気が向けば更新していくことにしました。
無理をするとストレスになるので、本当にぼちぼちとやっていこうと思います。
自分はアニメとかはほとんど見ないのですが、ふとしたきっかけで見た「とある魔術の超電磁砲」が、とても面白かったとううか、白井黒子さんのが気に入ったので、黒子さんが活躍するものを読みたくなりました。
自分は、以前「とある魔術の禁書目録」を4巻くらいまで読んだこといがあったのですが、こういう陰鬱というか、ややこしい世界観の話は自分向きではないわと決めつけてしまったのですね。
であるので、アニメ化されたものを見て、実はそういう話だったのか、合点もしたし、その面白味も分かりました。
黒子さんが活躍するこの8巻では、主人公は美琴さんに違いないのですが、敬愛する先輩に隠密に行動する黒子さんの姿は、実にハードボイルドというか、熱血ですね。美学がありますねえ。
若いものても、老いたものでも、生き方に美学のない人は面白くないですもんね
・ 本当に大丈夫なんですか? 女の熱血なんて流行りませんよ
この巻では、先輩、後輩という仲に、この物語全体の主人公の当麻くんが入りこんで来るというか、そこに居るんですね。
そういうのはバランスとしては、丁度いいのでしょうか、付け足しだなあという気もしますね。もしかしたら入らないのじゃないだろうか。
・ 貴方が、何で……わたくしのために命を張ったんですの?