影法師

自分が読んだ本の感想を書くブログです。
優しいコメントは大歓迎です。
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“文学少女”と神に臨む作家(ロマンシェ) 上
“文学少女”と神に臨む作家(ロマンシェ) 上    野村美月    ファミ通文庫


「文学少女」シリーズの本編の終わりの話の上巻。
ついに遠子先輩の話がメイン。遠子先輩の死んでしまった両親の過去の三角関係とも絡めて話が進行する。ここで取り上げられる題材はジイドの「狭き門」。
神に臨むというのは、神を選んでしまったアリサに対し、ジェロームが違った選択をしたならば、どうなったのかということなんでしょうか。

「狭き門」自身のアリサの選択は分かり難いし、ジェロームも、ただの優柔不断な奴に過ぎないのかも知れないわね。
「文学少女」のこの巻のように展開させるのは、かなり無理だったのかも
作中に架空の話、叶子さんの小説も絡めているわね。
更に、流人くんが無理矢理、心葉くんをその世界に持っていく。
かなり技巧的だ。強引過ぎかも。

ジイド自身、実はかなりややこしい作家で、なんで「狭き門」みたいな作品を書いたのかというと、自伝的小説「一粒の麦もし死なずば」を読むと、
その雰囲気は分かるような気がするが、キリスト教素養が乏しい日本人には、理解しづらいものであるわね。
その世界へ至る狭き門を、作家へ至る道としてしまうのはかなり無理があるかもね。

が、同じくジイドの「贋金つかい」における
作中での登場人物が書く人物と、その登場人物自身が交差する描き方は、「文学少女」シリーズの描き方でと同じであるので、当初からジイドの「文学少女」シリーズでの登場は予想されたのかも知れないわね。

自分の「狭き門」の感想はというと、幸せになったジュリエットが、昔のことも忘れずに、アリサのこともジェロームのことにも思い至って涙してくれる。
この優しさに感動した。
ジュリエットはおそらくジェロームと一緒になっても幸せになったと自分は思う。
ジュリエットはもっと大きな存在だったと思うのだわね。
ここがこの本の下巻へのポイントになるのではないか。


・ 「なに! 心葉の恩人がくるのか? じゃお父さんも、明日は家にいよう」
・ 「もうお兄ちゃんたら照れちゃって。あぁ、明日が楽しみね。声も綺麗だけど、外見もとってもほっそりして、素敵なお嬢さんなのよね」

心葉さんの家族に遠子先輩の評判はいいみたいだ。


・ 声の調子もやわらかく控えめで、眼差しは初々しく、きっちり編んだ長い三つ編みにもスカートの裾にも一分の乱れもない。古風で聡明な美少女といった遠子先輩

これ以上、詳しく描写してしまうと、昨日の記事に書いたようにエロスイッチが入ってしまいますわね。


この巻の自分の好き度は8くらいです。
とある飛空士への追憶
とある飛空士への追憶      犬村小六      ガガガ文庫


評判の良いこの本を読んでみた。

空を飛んだりする人は、普通の人間と違ったものを持っているのかも知れないわね。
本当に綺麗な空を見ていると、心まで綺麗になっていくのかしら。
この小説は、ボーイミーツガールであると同時に、少女の再生の物語でもあるわね。
その再生のきっかけは、少年の純真さ。

激甘ですね。周りは危険一杯ですが雰囲気いいです。危険がより二人を近づけるというのは、昔からよくあることですね。

内容は、
敵対する二つの国の、押され気味の国の、飛び地にいる世にも可憐な時期皇妃を本国に移送するために、その職務を命じられた少年が、皇妃である少女と旅をする話。
的中突破であり、絶体絶命のピンチになりながら、助け合い機知により乗り越えて、それからどうなる。

なんていう要約だ。(詳しくは信頼できるサイトを覗いてください。)

ベタベタな展開ですので、自分がすれっからしと思う人は、なんやねん。ストーリーバレバレやん。とかとか言いたくなるでしょうね。
でもそういう異論を封じさせながら、読ませるのは作者の筆力でしょうね。
釣りしたり、星を見上げたり、
そういう単純な描写が堪らないうきうき感を感じさせるのですからね。

可憐なファナさんに

・ 「飛・空・士、さん」

と呼ばれちゃったら、普通はくらくらしちゃうわね。シャルルの自制心は大したものだね


・ 「ファナもいるから」

ここでもくらくら。ここは危ないところだ、それどころではないわね


・ 「わたし役立たずだね。ごめんね。どうしようもないお荷物だね。」

そんなことないよ。と作中失神寸前のシャルルに変わって答えてしまったりして。

・「僕に話かけてほしい」

危険の中、濃密な時間が流れている。
なんなんだ。この甘さは。
この後続いていく会話は、………
そうなっていきますか

ちょっとこの小説に不満のあるところを書いてみると、
自分的には、いろいろ苦難があっても、例えば敵機に撃ち落とされることはないとかが実感できたりしたので、安心感はあったけど、意外性がなかったのはマイナスかも。

それにファナのことを

・ 清潔で健康的な牛乳色の肌、薔薇色の薄い唇。湯浴みの祭には非の打ち所のない魅惑的な曲線を描き出すその身体は、いまは葡萄色のドレスに包まれて、こぢんまりと、謙虚に、ゆうたりとした布地のうちに収まっている。だが衣服がどんなに肉体的な魅力を押し隠そうとしていても、その輪郭からは赤い光輝じみたものがたちのぼり、触れてみたいような、触れがたいような、どこかこの世のものではない。彼岸から来たもののごとき妖しい魅力を醸しだしている。

というような敵対する両国が奪い合うような美少女だと入念に描写する。
一方、シャルルとの飛行において、途中待機した島で、あどけない表情をみせたりする。
その落差に、自分はたまらないエロいものを感じてしまったわね。
その手法は、エロ小説の常套手段やんけとね。
この辺は上手すぎて、自分的には引いた。(自分はエロいおっさんなので、普通の人はそんなこと考えないでしょう。)

とかとか、けちも言いましたが、自分の好き度は9です。
良い話ですね。
このブログは多分書評ブログでないかも
このブログで、これから読むぞという本を読まないのは何故か。

それはただ自分が気の向くままに読んでいるからです。
それに、このブログは別館だし、
本館(そんなおおげさなものじゃないけど)では、庭の草木ばかり写しています。

読書計画しても、本当に守らないね、自分は
面白そうな新刊も見逃してしまうし、何を考えているのだか、

今年こそは、三銃士を読むぞ、と元日に計画したじゃないか。
と自分を叱る。
意外というか、当たり前というか、難しいのですよ、三銃士は。
今の気取ったおフランスと違って、血の気が荒いのですよ、出てくる人たちみんなね。
男臭い話なんですわ。

このブログは、書評ブログの体裁を取っていますが、それはフェイクです。
ただの行き当たりばったりの、おっさんの行状記です。
できるだけ、低そうな山から登ろうとするのがポリシーです。
何が低いのかは、そのときの気分次第です。

ping通信を切った現在でも、訪れてくれる人のは、感謝しますが、もの好きですね。とも言えますわね。
こんな場末まで来なくても、いいものが出るとは限りませんよ。
そこで出されるのは、げてものかもよ
ゴッホは欺く
ゴッホは欺く     ジェフリー・アーチャー    新潮文庫


この本の内容は、
美術コンサルタントのアンナが主人公で、雇い主のフェンストンのあくどさに気づき、そのゴッホの名画をフェンストンの毒牙から守るべき奔走する話なのかな

9.11のあの無差別テロにアンナが遭遇し、そこから逃れるとこが迫真の場面で、その後の混乱も、そうそうそのようだったな。と思ったわね。実際にそこにいたかのようだったね。
オークションのサザビーズやクリスティーズが実名で登場しているけど、いいのかな。

世界中を駆けめぐって、あっちこっち行っているので、アンナさんと海外旅行をしているような楽しさはあった。
悪い奴のフェンストンは銀行家というより、成金の金融家の大型版みたいだった。
まだまだ西洋人にとっては、金貸しというのは、そういうイメージなのかな、それともアーチャー先生がイメージしているだけなのか
日本人蒐集家のナカムラは、それに対し立派過ぎるような。こちらは日本人としては嬉しいのですがね。

ゴッホの絵画の中に秘密があるとかいうものではなく、純粋に収奪戦を展開している話で、「ダヴィンチ・コード」とは違っているわね。
絵画を扱う話としては、どうしても比較してしまうのだけど、スケールとしては「ゴッホは欺く」も大がかりなんだけど、「ダヴィンチ・コード」に比べるとこじんまりと感じてしまうのは、どうしてなのかな。
面白さは、こっちの方が自分としては上のような気もするけどね
黒豹忍殺し
黒豹忍殺し       門田泰明    光文社文庫


世間のおじさん族に大人気(ちょっと昔かも)であるところの、黒豹シリーズを読んでみた。どれを最初に読めばいいのか分からないので、適当に手に取ったものを読んでみた。

おじさん族が、このシリーズが好きなのか分かった。
そしてこのシリーズが好きだと公言するのが少し恥ずかしいこともね。

小説を読む楽しみというのは、作者の妄想の世界に浸るということでもあるので、
銃、車、女、仕事。社会的地位。家庭の煩わしさがないこと。
やりがいのある仕事が与えられる。
その仕事が、国家からというのは、
日本人のサラリーマンの願望であると同時に、悲哀も感じるね。
大きな組織にもたれ掛かっていたい。どこの骨とも分からない組織に所属したくない。
日本人は、こういう根の部分からは、逃れることはできないみたいだ。
日本のおじさん族は、疲れているのだ。
大きな組織に所属していて、社会的な地位を保証されていて初めて、大きな冒険を心おきなくできる。
そこまで保証する必要があるのかという疑問を許容できるかどうかが
このシリーズを読んでいけるかというポイントなのかも。

この巻の内容は、データーベースでは、

黒木豹介は、倉脇総理大臣から突然の呼び出しを受けた。倉脇宛に、「殺」の文字のみが大書された速達が届いたのだ。直ちに調査を始めた黒豹は、倉脇の私的事情に絡む一人の男の名を認めた……。壮絶な復讐劇へと進展する凄惨極まる山岳戦、ただ一人敢然と立ち向かう黒木、そして彼の影を追う謎の女は……!?

とある。
誰か犯人なのかはあっさり分かるし、襲われても簡単に退ける。
黒豹は無敵なので、どんなピンチになっても大丈夫。
それなりにはらはらもするが、安心して読める。

・ 彼はスーパーコンピューターを使って、倉脇首相に殺意を抱く可能性のある者を、まず百名ピックアップし、さらにそれに二十名まで絞り込んだ。むろん、どう絞り込むかは、全てコンピューターが判断する。

コンピューターにデーターを入れたら、即回答してくれる。
そういうコンピューターが欲しいなあ。勝手にコンピューターさんが判断してくれるのだからね。どういうデーターを入れるかでみんな苦しんでいるのにね。

自分もおじさんなので、この世界は嫌いではない。
余り深く考えずに、お馬鹿な世界に浸りたい。
なので細かく詮索するというのは止めておきます。

このブログ開始して2年が経過したなあ
このブログの残っている最初の記事が2006年4月8日。
2年が経過している。

感慨深いわね。

一年目はなかなかアクセス数が伸びずに、5千ヒットくらいしかしなかったが、
二年目では3万ヒットくらいしたかな。

本人ヒット数もカウントされているので、実数はこの半分以下かも。
でも、誰かしら訪問してくれる人はいるみたい。
この場で改めて、有り難うございます。

アクセス分析とかを見ると、今一番このブログでヒットされる記事は、篤姫さま関連。
篤姫さま応援ブログと見られているのかも。
次期大河の「天地人」も視聴することを決めているので、
大河ドラマ感想ブログと言っていいのかも知れないわね。

実はですね。
朝の連続ドラマの「瞳」の感想もしたいのですよ。
ほとんど、突っ込みばかりなのですけどね。
今日は、瞳さん、そのダンスではダメなんじゃないかとか、とか
いろいろ言いたいことがある。
他、「名探偵モンク5」のことも取り上げたい。
韓国ドラマなんかより、なんでこっちの方は話題にならないのか、自分的には不思議。

ますます読書する時間がなくなってます。。

それにしても月に発行されるライトノベルの数は、多すぎるよね。
もう追っていこうとする気も削がれたかも。

ブックオフとかに置いている、4,5年前のライトノベルからすると、最近のものはレベルが高いよね。
良い作家さんが沢山登場している今日、もっと応援したいのは山々なんですが、数が多すぎです。

今懸案なのは、三銃士の完全読破。
今年の目標なんですが、一巻目で止まっています。
ダルタニアンが、銃士隊に入ったところで止まっています。
気合いを入れて読まなくちゃ。

後、坂口安吾先生。こちらは「吹雪物語」。
これ飛ばそうかな。
エジソン伝も読み進めなくちゃ。
バッテリーも読み進めないと
スティーブンソンは

いろいろあって、もうダメ。
それなりに頑張って読んでいきます。
人類は衰退しました
人類は衰退しました      田中ロミオ      ガガガ文庫  

昨年話題になった本を、かなり遅れて読んでみた。
評判になっただけあって、面白い。
その面白さは、従来なかったような面白さだ。

題名通り衰退してしまった人類の調停官に就任した少女と、新人類である妖精さんとの交流の話。
何が起きているのかというと、創造と破壊、未知との遭遇、異文化理解、人類は何故衰退してしまったのかという意味。そして文明論。
そういう難しいことも、そこはかとなく考えさせられるわね。
一見仕事を放棄しているお祖父さんが、良き助言を与えているかも。

かといって難しい話でもないのがミソなんだわね。
詰まるところ、お互い理解し合うというスタイルではなく、なれ合ってやっていきましょうということなんでしょうか。
難しく考えることもできるけど、脱力系でもある。
不思議な物語だ。

それに妖精さんは、すぐ忘れちゃうんだもん、話が続かないよね。
だらだらと続きがあるだけなんだもん
でも奥深いんだなあ、人類全部の記憶があるみたいだしね。
でも、妖精さん人類に理解できるように進化してやっているだけとも言えるわね。
それに気づいたら人類って惨めに思うかも。
主人公には良き勉強になるとも言えるがね

主人公の仕事論とも読めるしかも

・ 仕事はこのくらいでいいのだという意味で、参考になったはずだ。

先輩調停官のお祖父さん言葉。
実に良いこと言う。仕事っていうのは、このくらいでいいのだというのを知るのは重要だ。


・ 事前の準備が、将来の仕事をスムーズなものにします。いけてる女というものは、そうやって上手にエレガントに仕事をこなすものです。

全然事前の準備が役に立たないのですが


・ みなさまのまごころでうごいています。

まごころロボット。良いですね。


自分の好き度は8くらいです。
面白いですが、自分は強いて次ぎを読まなくてもいいと思ったので
無頼の掟
無頼の掟   ジェイムズ・カルロス・ブレイク/著 加賀山卓朗/訳  文春文庫


この本は、2,3年前評判になったものだね。
悪漢小説。それ以外の言いようがない疾走感が全てというような話だわね。
ストーリ−は、主人公のソニーが

・ 「本当に大学に入って、すんなりと合法に盗む方法を学びたくないんだな? そっちのほうがよほど儲かるぞ」
「でもこっちの面白さとは比べものにはならないことに何を賭けてもいい」

というような会話から分かるように
知性があり体力も容姿も優れているのに、悪漢に身を落としても全然悔いがない。
そういう悪かっこいい奴だ。
誰でも、もう一度生きられるなら、このように生きてみたいと思ってしまうような人物だね。
悪賢いし、女にもてる。
こういう奴が一人称で語る、この小説は、それだけでもう成功しているのでしょう。
何ていたって、女にソニーがもてるのか説得力があるもんね。

でも日本人の多くは多分マネできないでしょうね。
そこに、大きな溝があり、いまいち引きつけられないのかも。

ソニーは、初っぱなに警察に捕まり、そこで刑務所に入れられてしまう。
そこの刑務所での、囚人虐待の酷さ、そこからの絶対不可能とも言える脱走。
自分的には、ここが一番面白かったね。

その後叔父二人との旅をしながら、強盗の道行きは、そんなにのれなかったかも。
その三人を密かに追う復讐に燃える警官の姿、そこでじわじわ追いつめられていくというのは、古典的だけど、上手いわね。
どんどん迫ってくる。

結論は、予想した通りだったかな。
「予期せぬ縁組み」について
「皆のもの外せ」
「私ははずせませぬ」

どういう会話なんじゃい。
幾島さんの言う方が正当だ。
殿方と二人なんて
当たり前だ。
斉彬さまは何を考えているのだ。

予期せぬ縁組みというのは、
つまりですね、尚五郎さんのことだったのですね

そんな人ほっといて本編を進めて欲しいですよね。
早く大奥に行ってくれぇー

「あなたはあなたらしさを失っていない」
尚五郎さん、あんた何言っているの、まだ未練があるのかい。
そこを掘ったら、どこに出るのだ。
と一応突っ込んでおこうかな。

「姫さま お道具がー」
幾島さん、そんなに、お道具が大切なんかい

ロゼアンナ
ロゼアンナ    マイ・シューヴァル/〔著〕 ペール・ヴァール/〔著〕 高見浩/訳    角川文庫



この小説は、「マルティン・ベック」シリーズというスウェーデンの警察小説の第一作目。
警察小説としての完成度が高いと言われるシリーズなだけに面白いです。
着実な捜査をしていくマルティン・ベックの目を通して、スウェーデン社会の歪みすらも炙り出していくので、ちょっと重厚な作品ですね。
それと現代的なんだね、殺されてしまう被害者は、古い世代の人間達からみれば不気味で、一見普通に見える女性の内面に底知れぬものを感じ、この小説が発表された30年以上前には衝撃を持って受け入れられたのでしょう。

まず殺人があり、その被害者が誰かということを突き止め、その被害者の人生が明かになっていく手法は、二時間ドラマでよくあるわね。
それ自体は、もうそんなに驚かなかったりして。

現代の日本でもこの種の殺人が起こっても不思議ではないわね、有名な東電OL殺人事件なんかは、よく似ているもんね。

しかし、優れた刑事の妥協しない捜査への執着、遠方のアメリカの警察のカフカ刑事も協力して頑張っているのだが、そういった刑事魂があって、犯人を追いつめることができたのだが、現実の日本の警察では、被害を受けるかも知れないと訴えても、警察が無視するという事例が多々ニュースで出る今日、これぐらい地道に日本の警察は、捜査をしてくれるのでしょうかと思ってしまうわね。

それと最終的に犯人を追いつめる決め手の囮捜査は、行き当たりばったりで偶々上手くいっただけだったのではないでしょうかね。