影法師

自分が読んだ本の感想を書くブログです。
優しいコメントは大歓迎です。
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BSマンガ夜話「のだめカンタービレ」について
BSマンガ夜話が復活した。
今回の三回の放送をみてみた
「真説 ザ・ワールド・イズ・マイン」「魔女」は、読んだことがなかったので、ほほーんというだけだったわね。
「魔女」の五十嵐先生については、興味が出たので、今度買ってきて読もうとも思ったわね。

そして昨日「のだめカンタービレ」を取り上げていた。
出演者たちが、楽しそうに語り合って、良い雰囲気だったので、見ていて心地よかったわね。
辛口の石川先生が、ちょっと厳しい意見を述べていた。
というより、いつもの通り、作者は絵がそんなに上手くないと述べていたりしたが、このマンガ自体、そんなに上手い絵で魅せるというものでもないので、これでいいわね

ただ自分は、ちょっと不満に思ったことも少しあったりした

このマンガは、ギャグ的要素、変態さんいろいろ、ちょっと恋愛もあったり、
とかあるけれど、純正のクラシック音楽マンガだ。
そして、作者の個性的な音楽趣味が出た作品だ。

その音楽についての、作者の考えとか、趣向に触れるべきだったのではないのか。

それに、こういった芸術的なものに打ち込むということは、恵まれている側面もあるが、言い知れぬ苦労が沢山あったりする。
そういった苦労を、作者は取捨選択して、読者がクラシック音楽に気軽に触れやすいように工夫をしている

そういったところも取り上げて欲しかったなあ

このマンガは、絵とかも、夏目先生が言っていたように、上手く過去の文法やセンスを取り入れており、よく構成されている。

でも、作者は、そういったことより、より多くの人にクラシック音楽の素晴らしさを語りたかったのではないのかね

自分なんかは、のだめちゃんや千秋が演奏会で弾く、または指揮するプログラムの中身なんか大変興味があったりする。
そういうプログラムは、無理だろうけど、できたらそういうのを聴きたいという気をせるような気にさせるもんね

このマンガは、いろいろな側面を持つ奥深いものであるのは事実だわね
のだめカンタービレ  19
のだめカンタービレ  19 二ノ宮知子 講談社


自分は、おっさんなので、この本を購入するのには、勇気がいったね。
毎度毎度、本当に疲れるなあ。

この巻は、面白かったねえ
やっぱり、峰くんと清良さんが出てきたので、活気があったね
峰くんのパワーって凄いんだ


異国で音楽を学ぶということの大変さ、辛さ。楽しさ
というのが実感できた巻だったね。

音楽を学ぶということは、そのことに、ある意味一直線な人しか、やっていけない世界だと
つまり選民なんだということなんだろうね

少しづつ、千秋とのだめちゃんの仲も狭まっているのかもね



ここで脱線します。
のだめとあんまり関係ないかも

ヴィエラ先生が、マーラーの交響曲第二番「復活」を演奏する場面があるのだけど、
ヴィエラ先生は、ジュゼッペ・シノーポリに似にているような気がするね

昔シノポリのマーラーを絶賛する人がいる一方、なんじゃこれはという人もいて、その筋では意見が分かれた。
つまるところ、マーラーというのは、どう演奏したらいいのかよく分からないような人なんだろうかね
やったもん勝ちみたいなもんなのかいな

自分もマーラーとか聴いていると陶酔感に浸れるのが一番なんとちゃうんかいなとも思ったりするもんね

クラシックも、そういう個性を全面にだして演奏した方が良いのかも
なので、ミルヒなんかも、巨匠でいられるのかね

紅 醜悪祭 上
紅 醜悪祭 上   片山憲太郎      集英社スーパーダッシュ文庫


いつ出るか、いつ出るかと待っていった「紅」シリーズの最新刊を読んでみた。
出たはいいが、ちょっと本が薄いのではないのか
もっと分厚くてもいいのだけどね

上下巻の前半だけなので、絶体絶命の展開になった真九郎のピンチで終わっている。
どうなるのでしょうね

このシリーズは出てくる登場人物が濃密で、ちょっとわざとらしいし、
真九郎が知らないうちにもてもてなのと、
とんでもなく強い奴が出てくるのが、
特徴だね
そういったことに嵌れば、堪らなく面白いと思うし、癖になるわね



ちょっと抜きだしてみると

・ ウソついたら、おちんちんにキックするよ? 男の子は、みんなそれで泣くんだから



自分のこの本の好き度は9くらい。
自分的には堪りませんね
喪の女王 7
喪の女王 7       須賀しのぶ     コバルト文庫

この巻で衝撃的だったのは、イーダルの行動。
あんたは、そんな奴だったのか
そういう奴のような気はしていたのだけどね

じわじわと大団円に向けて話が進んだが、最後はカリエがピンチになってどうするで終わってしまったね。
やはり続きが読みたいなあ

このまま読み進めていきます。



カリエの言葉を抜き出してみると

・ そうか・わたし、幸せなんだ。


深い意味もありそうだけど、ただ天然な人だけなのかも
天然な人を追って、長い物語を読んできたんだなあ


喪の女王 6
喪の女王 6  須賀しのぶ      コバルト文庫


喪の女王の6巻目を読んだ。
まだまだ、途中経過なので、あれこれ言うことはないが、重厚に話が進んでいるね、
過去の話ともリンクしており、大変読み応えのある内容だ。
でも、渋い味わいだわ

いつまでも考えが若々しく強靭なカリエさんは、やっぱり母親の強さなのか

ラクリゼも登場。
もうかってのような輝きはないのだけど、まだまだ魅力的な存在だね

自分的には、この巻で、先の展開を予想もしたりした。

登場人物たちの会話で、生気あるもの、ちょっとおかしいもの、が炙り出されてきたみたいだ。
精神、心がその人の世界を作るというのであれば、良き考え、正しい行いは、きっと良い結果に結びつくはずだ。

内面の葛藤劇を展開することで、最後の怒濤の展開の準備をしていると見ていいのかな

この先が楽しみだねえ
またゆるゆる読み始めようかな

この巻の、自分の好き度も8くらいにしておこう


学校の階段 7
学校の階段 7     櫂末高彰      ファミ通文庫

学校の階段の7巻目を読んだ。

ここでは、一冊丸ごと生徒会長選を扱っていたね。
何度も候補者が対談を繰り返すような大々的な選挙戦が展開されていた。
主人公、缶バッチこと神庭幸宏くんと対抗馬の御神楽あやめさんの争点は、学園の自治をどうするかということにあったみたい。
今時、こんなに熱く語り合うテーマではないわね、

でもオッサン世代の自分にとっては、こういうのは、昔にあったあったと思ったりして、共感もできたし、大変面白かった。

缶バッチを応援する階段部のみんなの、陰ながらのサポートも友情を感じるし、苦しい選挙戦で、序々に成長していく缶バッチの姿は、眩しいなあ。
青春だなあ。
最後は、味方も敵もなくなってしまうようなところも、良い終わり方だったね。
二人に恋愛感情が発生したのかな
そうだとすれば、またややこしくなるね


抜き出してみると

・ 俺の、俺の鼓動が上腕二頭筋と連動している! 友の熱い呼び声に呼応している! さあ、存分に聞いてくれっ。 俺の燃え上がる上腕三頭筋の息吹を!! 腕橈骨筋の息遣いを!! 浅指屈筋の節目も楽しんでいってくれ!! 今日は熱烈大歓迎だああっ!!

このような暑苦しい描写が持ち味なんだよね


自分の好き度は9くらいで、最高評価に近いのだけど、作者あとがきを読む限り、ここで打ち切りかも。是非是非続きを書いて欲しいわね


喪の女王 5
喪の女王 5     須賀しのぶ      コバルト文庫  


ちょっと時間がかかったが、「喪の女王」の五巻を読んだ。
この巻で、一番目立ったのはサルベーン。
だが、主人公のカリエはじめ様々な登場人物のそれぞれの岐路を描いていて、本当に読み応えがあった。
この群像劇が、どう終着していくのかな
最終巻もでているので、これから読み進めるのが本当に楽しみだわ

途中経過なので、簡単過ぎますがこれで終わります。

自分の好き度は、8くらいかな。
10でもいいのだけど、ここは抑えておこうかな。
二万五千ヒット有り難うございます
二万五千ヒット有り難うございます。

最近更新が滞りがちですね。
なかなか、本を読み時間がなくて
読まないと書けないので、どうしようもないですね。

いろいろな本に手を出して、途中で放棄したり、中断というのも、更新が滞っている原因ですね。
そういうふうに食い散ら読み方も、楽しみ一つではありますが、ブログ記事にはなりません。
今、気合いを入れて、「ブラダを着た悪魔」とか「背教者ユリアヌス」とか読んでいますが、感想記事が書けますことやら、

これからも、出来るだけ頑張って更新はしてはいきたいですね
ヤングガン・カルナバル 開催・バンケットの死闘
ヤングガン・カルナバル 開催・バンケットの死闘       深見真    徳間書店


この巻は、白熱するカルナバルの途中経過といったところかな。

様々な組織の、腕利きの殺しやの共演。
大変贅沢な一巻ですね。
これから、どういう展開になっていくのか、気になりますね、
でも、塵八たちのハイブリットは、白猫の言葉によれば、不利なのかな
他、気になる集団ばかり、
自分としては、琴平重工の面々、特に琴刃さんが気になります。
悪女としても、強い女としても、もう自分的には堪りません
言葉を抜き出してみると

・ 私に勝てる人間がこの世にいると思う?

そうなんです、とっともとっても強いんです。
弓華さんのリベンジはなるのかな
自分としては、琴刃さんにまた勝って欲しい。
流毅くんと風樹くんの掛け合いもいい味だしている、
あんたたちもいいよ

他邪悪な弓華の母聖火と弟ギャウザル。
やたら強いおじいさんの王梁
ヴェルシーナの奴らも気になるし
本当にどう展開していくのでしょうか

他、桃子と克美と伶はどうなるのか

盛りだくさん過ぎて書ききれません


でも、自分の好き度は8くらい。
魔女ルミカの赤い糸
魔女ルミカの赤い糸      田口一     MF文庫

この本の内容は、データーベースからは

クラス委員の羽田琴也は、登校中いきなり後ろからタックルされ、思いっきり踏みつけられてしまう。ちょっ!何事だよ!?とパニくる琴也を、見下ろす美少女は「やっとわたくしを愛してくださる人に巡り会えた」と不適に微笑む。
霧間留美華と名乗った少女は、以来ことあるごとに琴也に絡んでくる。そしてついに琴也のためと称して、仕事をさぼるもう一人のクラス委員の水越を深夜の教室で椅子に縛って監禁するに至り、琴也は恐怖心を覚えてしまう。一体、彼女の目的は……!?
第3回新人賞佳作受賞のゴシックホラー風味エロチックラブコメ、華麗に登場!!


これでは、内容に触れているようで、触れられていないのだけど
こういう話なのは確か、

でもそもそも、二人が惹かれ合っていくというか、その辺は十分描かれていないのでは、
琴也くんは、状況に流されやすい人なので、これでいいのか
もっと、はきはきしている方が、もてそうなんだけどね

悪魔との契約ものなんだが、そういうところは、ははんと感心したけど、出てくる悪魔がちょっと類型的に思ったわね、自分としては


自分の好き度は、この本のツボと自分のツボが違っているので、5くらいかな
ごめんなさい。