おと×まほ 白瀬修 GA文庫
この本は、魔法少女になってしまった男の子の話というものだね。
お母さんも魔法少女。
魔法少女という性が違うヒロインになってしまった。主人公にどれだけ感情移入できるかで、楽しめたかどうかが、分かるね。
彼方くんはかわいいので、自分としてはオーケーなんだけど。
どれだけの野郎が支持してくれるのかは不明。多分多くはないでしょう。
ここから少し
脱線します
昔の特撮ヒーローものに、「キカイダー」というものがあった。
そのドラマは、主役のキカイダーより、敵役だが、戦うことに苦悩するハカイダーの方が人気があった。
そして「キカイダー」の続編の「キカイダー01」に出てくるビジンダーは、女の子の人造人間。戦うことに対し、いつも悩んで、うじうじしていた。
世の男の子は、主役のキカイダー01よりビジンダーの悩みに共鳴するものが多くいた。何の為に戦うのなんて語り合っていたし、女の子なのに戦わなくてはいけないのは可哀想だ。とか真剣に語り合った。
本題に戻すと、ウルトラマンは正義の為に戦うことに対し、基本的に悩まない。(それが普通の正義のヒーロー)
が、性を変えられてしまうとどうだろう。
ウルトラの母は、悩みがなさそうだが、直接戦っている訳ではない。
女の子なら何か、考えてしまうのではないか。
それが、男の子にだったら、どうなんだろう。
「おと×まほ」はコメディだが、主人公の悩みは、けっこう真摯じゅないかと思ったりするんだよね。
彼方くんの周りの人々、特に猫のモエルは、そのへんの機微がよく分かっているから、大丈夫だ。十分かわいいと。励ましているのでないのか。
彼方くんが、可愛くなかったら、そもそも惨めだし、話が成り立たないよね。
その他、周りの優しい声援があってこそ成り立つ物語で、自分も彼方くんに対し十分可愛いと励ましてやりたい。
正義の味方をするのは大変みたいだしね。
まあ、こういう声援も一巻だけだったらと。自分は思うよね。
この先も可愛さだけでは、難しいよね。他の要素も必要になってくるわね。
そういったところから、ライバルの魔法少女の登場があったし、天然娘のいいんちょうさんがいたりするのだろうね。
抜き出してみると
・かなちゃん………。魔法少女が脱がなくて誰が脱ぐの」
「誰も脱がない」
「……! そんな! かーさまは、かなちゃんのあられもない姿が見たくて………!」
自分の好き度は7くらいかな