影法師

自分が読んだ本の感想を書くブログです。
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GENEZ 1
 GENEZ 1    深見真   富士見ファンタジア文庫


深見先生の新作が出た。
楽しみにしていたけど、やっぱり面白かったですね。
「武林クロスロード」は苦手ですけど、このシリーズは、自分にとっては相性は良いみたいだ。

民間軍事会社グリークスの学生傭兵たちが主人公の話ですね。
「ヤングガン・カルナバル」と似た感じの群像を描いたものなんですけど、GENEZという全身を鎧化するスーツを着せてしまうところは、オーバーテクノロジーですね。ナイチンゲールの秘密とかもどっちらけです。完全に法螺話になっております。
そういうところは、「パラベラム」の方に近いかも知れないですね。

個人的には、面白いので、問題はありませんけどね。

主人公謙吾は、グリースクに所属する学生傭兵で、謙吾の妹涼羽がヴェストハイム公国の公女フランシスカの家庭教師をしていた。ヴェストハイム公国には秘密があり、公国の内紛によりフランシスカ、涼羽は、グリースクに敵対する民間軍事会社のバビロン・メディスンに狙われる。

この二つの民間軍事会社がしばしば激突をしていました。
バトルシーンは迫真でしたね。
銃の名前とかも、全然分かりませんでしたけど、面白かったですね。
好きな人は、もっとそういう武器の蘊蓄を語って欲しいのでしょうけど、無知な人は、ほどほどでいいですね。

この話には、そういう軍事激突の要素よりも、謙吾と彩離さん、ユキチさんとの関係が気になりますわね。涼羽ちゃんも気になっていた模様でした。

これからどのように展開していくか、楽しみですね。


・ そもそも民間軍事会社の人間を裁く法律はまだ世界のどこにもないんや。民間人であると同時に軍人にとっては、逆に言えば民間人でも軍人でもないってことや。そんな妙な連中が絡んだ事件は、なかったことにするのが一番っちゅうことになる。

現実社会もそうなのかな。

・ 政治や権力は必ず腐敗する。大金を持てば知らず知らずのうちに気が狂う。現実を把握する力が落ちていく。だから私は所属する会社ーバビロン・メディスンが提唱する「国家民営化」の考え方に全面的に賛同していく

前半は、マキャベリの考えなんでしょうけど、そこから発展して国家民営化というところに繋がるのは、面白いですね。
政治学は知らないのですけど、こういう考えはどうなんでしょうね

・ 「戦争はいけないことだ」とか言うんだけど、その理由を問い詰めると返ってこない。他人の言葉でしか語れない。安い日本製戦争映画のメッセージを鵜呑みにしたりする。でもそれは一種の思考停止なんだ。「なぜ悪いのか?」「なぜ戦争で死ぬと悲しいのか?」ー自分の答えを出せる人間を、もっと育てなくてはいけない気がします

謙吾くんの意見は、真っ当ですね。
本当に若い世代において、無知な人間が多いのは、びっくりすることがある一方、真剣に考えている人もけっこういるのにも逞しさをも感じたりします。
最近問題になっているNHKスペシャルの「アジアの一等国」においては、自分らの世代なんかは、無批判に受け入れてしまう雰囲気がありました。
そこに異議なり、それなりの反応があったのは、時代が変わっていることなのかも知れないですね。

この本の自分の好き度は8くらいです。
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