影法師

自分が読んだ本の感想を書くブログです。
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雨宮紅庵
 伊東伴作という呉服商に若い女を舞台女優にして欲しいと頼みにくる雨宮紅庵という人物は、

・ とにかくその趣味は多方面にわたり、かつその全生活が趣味以上にでなかった。趣味以上にでるためには必然その道に殉ずる底の馬鹿も演じとかくの批判も受けなければならないのが阿呆らしくもある様子にみえた。人の弱身に親身の思いやりがあり且甚だ誠実であるというので、窮迫の時も友達に厭がられず愛されたものだが、その誠実や思いやりの由来するところは、要するに人の欲念の醜さを充分に知悉し自身もその欲念に絶えず悩まされているが、そうして欲念を露出しそれに溺れる人生こそ生き甲斐のあるものではないかと考えてみるが、自身は世間に当然許された破戒さえ為かず勇気がないという、自意識過剰の逃避性からきているように思われた。

長々と引用しました
ちょっと考え込みました
でもそこで、この話で
紅庵が

・ 一人くらい隠し女を持たなかったら、一人前の男じゃないよ

と言っております。
大人の世界って奥が深いものなんですね。
その紹介された女に手を出した伴作さんは、女の希望で、紅庵sなんが知らないアパートを見つけそこに移らせると、ある日忽然とその女はいなくなってしまった。
影で紅庵が手引きをしていたらしいということなのだ。
暫くすると、紅庵がやってきて、その女蕗子が引っ越した真相を語りだし、納得しがたいのだが、蕗子のところに行ってみる
すると、引っ越した理由が違っているみたい
伴作が紹介したアパートには、蕗子の夫の友人が住んでいるらしいのだ。
そこで、夫持ちと判明する

つらつらと綴られる大人の事情と心情。
理解しがたいです。
実にややこしい。
でも、こういうくねくねを辿ることが、文学なのかしらとも思ったりもしますね。
どんどん絡めとられて行く伴作。
実に感慨深いです。
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