影法師

自分が読んだ本の感想を書くブログです。
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禅僧

ネット時代って、本当に良いですね。
過去に絶版になった本を手に入れることができるようになるんだからね。
去年、衝撃的な出会いをした坂口安吾の全集も手に入れることができるのは、嬉しいことです。
その中でも、「木々の精、谷の精」は、昨年の自分にとっては最も大きな発見の二つのうちの一つです。(もう一つは、「背教者ユリアヌス」)
その「木々の精、谷の精」と同時代に書かれた作品を収録された、ちくま文庫版「坂口安吾全集03」を購入することができた。
郵便でやって来たとき、まず本の背表紙を頬につけてスリスリした。
嬉しいワン。
この喜びを、どう表現すればいいのかしら。

そして早速読み始めてみた。
ます「禅僧」という作品から。

のっけから、毒舌炸裂。

・ 禅僧に限らず村の知識階級は概して移住者でありすべて好色のために悪評だった。医者がそうである。

・ 知識階級の移住者には小学校の先生もあるが村人の眼にあまるのである。ところがそういう村人は森の小獣と同じように野合にふけっているのである。盆踊を絶頂にした本能の走るがままの夏期にたわむれ丈余の雪に青春の足跡をしるしている夜這い、村人の生活からはた又思い出からそれをとりのぞいたら生々しいとした何が残ろう!

野合って分かりますか。辞書を引けば分かりますが。
つまりあれをしてしまうことなんです。

というように、強烈な言葉の羅列があります。
教育関係者は、安吾先生を読ましたらいかんのではないかね。

その後も、こういう強烈な言葉で、好色な者たちが出てきて描写されます。
お綱という好色な女に、ある禅僧が目をつけられるんですね。
絶対絶命だ。
危うし坊さん。
その女にとって、男とあれをすることは

・ 子供がパチンコで豚をねらうよりよほっど無邪気で罪悪の内省がないのですよ。いじらしい女です。正体はただそれだけでつきるのですがー

正体はそれだけで、すむ問題なんですか。
この話は、そういうところから、転々としていて、実はそういう話でもないかのような様相を呈しています。
大変書きづらいし、説明しにくいです。
この禅僧は、何をしたいのか、理解しにくい行動をしております。
これが裸の人間というものなんでしょうか。
R指定みたいで感想を書きにくし、どう書けばいいのかも分かりません。

でも安吾先生の締めの言葉

・ 話を深刻まかしてはいけない。北方の山奥に雪が降ると、毎日毎日同じ炉端に集まる人達が、よもやま話をするそういう話題のひとつである。

これでは、良い話みたいじゃないですか。
と突っ込みを入れることはできると思いますね。

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