影法師

自分が読んだ本の感想を書くブログです。
優しいコメントは大歓迎です。
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恋物語
 西尾維新    講談社


自分にとって、維新先生は、いまいち理解できない作家です。
どこが、どう理解できないのだろうと、考えるのですが、やっぱり理解できないですね
「恋物語」の前に。神原駿河さんを主に描いていた「花物語」を読んだのですが、それはないでしょう。つらつらと思いつき、感想を述べただけじゃないか、話の帰結点を、そこに持ってきているも、そこには金鉱はないのじゃないのかと思った
結果的には、これだけ人気があるのだから、それは金鉱なんだろうけど、それでいいのか。とやっぱり思った。

「恋物語」は、このシリーズの中で、自分が一番好きなヒロインの戦場ヶ原さんメイン。いやいや、詐欺師の貝木さんの、独白録だった。
貝木さんは、どうしてその依頼を受けてしまったの。
神様になってしまった人をバラしてしまうのは拙いかも知れないので、内容を明らかにはしにくいのですが、せっせとお金を貢いで、駄弁するだけの話に堕してしまっているというのは、言いすぎなのかなあ
これも、もの凄く売れている本なので、多くの若者は、何を面白がっているのか、おっさんの自分には、やはり不明だ。

記事を書いている最中に、新年になってしまいました。

あけまして
おねでとうございます
宜しかったら、本年もご贔屓してください。
傾物語
 西尾維新     講談社


アニメの化物語を以前見て、けっこう面白いと思っていたのですが、続々と出される物語シリーズの刊行速度が速くて、手に取り難いなあと思っていた
そこで、適当に選んで読んでみた。

この巻は、さまよえる幽霊少女の八九寺真宵を救うべき吸血鬼の忍野忍の珍道中が語られているのですが、どこまでネタばれできるのかを見極めるのが非常に難しいですね

大した内容がある訳ではないと思うのですが、そこでの仕掛け、風呂敷の広げ方は、あっぱれというものなんで、そこの驚きを書いてしまえないのは残念ですね。

この物語世界の中では、それほど重要とは言えない話だと思うのですが、不幸か幸せかの定義は、実にあやふやなものなんだと語られているかのゆようなのは、作者独特のもので、そこに境界線の怪異の実存を語っているかのようなのは、説得力はあると思います