影法師

自分が読んだ本の感想を書くブログです。
優しいコメントは大歓迎です。
<< July 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
 
SPONSORED LINKS
NEW ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
RECENT COMMENT
RECENT TRACKBACK
アカウント
広告
MOBILE
qrcode
PROFILE
無料ブログ作成サービス JUGEM
 
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

- | | - | - | pookmark
School Heart's 月と花火と約束と

School Heart's 月と花火と約束と    伏見 つかさ、内田 竜宮丞、みかづき 紅月、  魁  原作/Visual Art’s mana
一迅社文庫


原作がドラマCDということであり、その上4人の作者による合作だそうです。

4つの話のそれぞれにおいて、主人公が違っていますが、登場人物は重複しておりました。

中心は夏祭りでの出来事、恋の告白にまつわるエトセトラなんですが、ちゃんとゴールを決まっているかどうかは、あやふやですね。
最初の話とふたつ目の話は、兎も角、3話目、4話目は、変化球になっております。
作風も最初の伏見先生のものは、バカップルの明るい雰囲気ですが、最後の魁先生の話は、ストーカーチックな生徒会長に付きまとわれる男装の麗人の話で、シリアスとまではいかないようですが、コメディでもない不思議な境地の作品です。
同じ話で纏めるのには、毛色はかなり違っておりますので、違和感は覚えました。

2つ目のみかづき先生の話は、姉妹の恋の鞘当てなんですが、妹の方が判定勝利しそうです。ここのところは、エロチックな感じのシーンもありました
3つ目の内田先生のものは、2話目の姉が、親友の恋のシミュレーションに付き合ってあげる話で、個人的には、退屈ではありました。

どんな本なのか、全く先入観もなく読んでみたのですが、違う風味を味わえて楽しかったですね
個人的に気に入ったのは、1話目の脇役の妹の穂奈美さんでしょうか、彼女もストーカーなんでしょうか。
出てくるタイミングが絶妙でした。

星図詠のリーナ
星図詠のリーナ   川口士官    一迅社文庫


どういう本が面白いのか、それほど熱心にチェックしている訳ではないのですが、この本が面白そうだというのは気になっていたんんです。
ですが、異世界ものというのは、自分の苦手なジャンルということで食指はそれほど動かなかったんですけど、思い切って買って読んでみた。
面白かったですね。

妾腹の子とはいえ、王女のリーナさんは、地図作りが好きで、王都の市井に頻繁に出て街の人の声を聞いたり、測量したりしていた。
付き従うのは、侍女のサラさん。こちらはしっかりものので忠勤なナイスバディ(おじさんなので、どうしてもそういうことが気になる)である。
ある日父である王様から、マジェクという港町の地図を作るように命じられる。出立して数日、野盗団に襲われる。(物語の冒頭でいきなりピンチです。)
そこを救ったのが、傭兵のダール。ダールはリーナに雇われることになり、マジェックで測量を開始することになる。

ストーリーが明確で、ストーリーを追うのも楽でした。
人間関係も分かりやすかったので、異世界もの苦手な自分でも読み通せました。
やっぱりあの人に問題があったというのと、宮廷内にはしかるべき人がいた。ということですね。
そういう展開は、当初から予想はできましたとは言え、この話の魅力はリーナさんの明るさにあったのでしょう。
街の子供とも交流し、下の者にも優しいリーナさんは、王族の鏡と思えるのですが、違った側面を持つ王女さまの存在もあって、二人のライバル関係(本人たちは意識していないでしょうが)とかも、物語の奥行きと、これからの話の展開を予想させますね。

続刊があれば、また読みたいですね。


・ リーナは貴婦人らしさを意識して静かに歩きはじめたが、十歩と行かないうちにいくつもの感情が胸のうちに再び湧きおこる。角を曲がったときに駆け足になっていた。

この話は、丁寧な描写がいいですね。リーナさんの単純ではない立場と、考えが丁寧に描かれていましたね。

自分の好き度は8くらいです。
放課後トゥーランドット
放課後トゥーランドット    みかづき紅月   一迅社文庫


自分はみかづき先生の「ぶよぶよカルテット」が好きなんですし、オペラの「トゥーランドット」も好きです。
フィギュアスケートのトリノ五輪において荒川静香さんが金メダルを取った曲でもあるし、いろいろ期待を膨らませて読んでみたんです。
期待し過ぎたのがいけなかったのか、ちょっと残念。氷姫であるトゥーランドット役をする会長の桜蘭さんと渚さんは魅力的なんですけど、主人公の千尋くんは、埋没していたかも知れないですね。

内容は、転校して即会長になる桜蘭さんは、学園で横暴な姫君になる。部活動不覚悟ということで、やる気がないように見える生徒をどんどん止めさせてしまう。そういう中で、吹奏楽学部部長の千尋さんは、桜蘭さんに学園祭でトゥーランドッド役をさせようと思い立つ。

トゥーランドッド姫というのは、オペラ中で、横暴な姫君なんですね。ですが、最後の愛の力によってその冷たい心が融ける。
そういうベタベタな話なんですけど、オペラにするとベタベタな感じはしなかったりするんですね。
オペラのストーリーを踏まえて、この話は展開するのですが、不自然な感じはしましたね。
中盤から、桜蘭さんはそれほど悪い人と思わなくなったりもしましたし、なかなか難しいものですね。

自分の好き度は8くらいです。
読書の時間よ、芝村くん!
 読書の時間よ、芝村くん!   西村悠  一迅社文庫


題名に惹かれて読んでみました。
芝村くんは、影薄いですね。

それにしても展開早いですね。初恋の君に再会した余韻とかもなく、いきなり物語の世界へ出発していますね。
主人公は、女の子の二人と言っていいのかも。体力のある夏耶さんと、恐るべき読書量を誇る春奈さん。案内役のミドリガメのステラさん。おまけとして芝村くん。

シンドバッドとアーサー王の世界への冒険を行っていますね。
現実世界と物語世界の間にマビノギというウィルスかまかれてしまっており、それを回収するための冒険なんですね。
元の物語のシンドバッドの冒険とかアーサー王の物語を知っていたら、それなりに楽しめるのでしょうけど、自分はあまり馴染みでなかったのは、残念でしたね。
シンドバッドの冒険とかは、アニメでみた記憶もあり、ロック鳥とかは覚えているのだけね。

夏耶さんと春奈さんの友情が熟成されていく話でいいのかな。
芝村くんは、スパイスみたいなものなんでしょうか。

自分の好き度は7くらいです。
死神のキョウ 2
 死神のキョウ 2     魁    一迅社文庫


前巻の鮮やかなだけど悲しい展開の後を受けての話なんだけど、この巻では、話はゆったりと進んでいました。

キョウさんの妹分のココロちゃんが押しかけてくる話ですね。
そのココロちゃんが曲者なんですね。
古典的な話の展開ですね。主人公の恭也くんにキョウさんの見ていないところで、いじわるをするんですね。
こいつは嫌な奴だと。
普通そういういじわるをしていると、親しさがお互いに湧いてくるくるのですが、頑なですね。ココロちゃんは。
ここで最も盛りあがったのは、他組との序列戦。水上騎馬戦対決ですね。
これも、何やら昔風な感じはしますが、面白いです。

ラストで重大な話が、ココロちゃんから持たらされます。
この後の巻が重要ですよね。

それにしても、ココロちゃんは、存在感がありますね。
小桃ちゃんとキャラは被っていると思うのだけど、押しのけちゃいました。


・ お前っていい具合にダメなやつだな。


・ キョウ姉様はボクの歳でも、ちょっといい感じの体型でした。


・ はぁっ、ん、胸はダメっ………声が……恭也がいるのに……


・ お兄ちゃんの酒池肉林ー! それって姉妹丼じゃんー!


・ 俺がしたいか、したくないか、それが第一だ。


魁先生の文章って、いいですね。
自分の好き度は8くらいです。
さくらファミリア!
さくらファミリア!      杉井守      一迅社文庫


最近毎月出している杉井先生の本を読んでみた。

内容は、魔術師の父親が作った莫大な借金を押し付けられ、更に美少女二人と天使と魔王も主人公の祐太くんのところに押しかけてくる。
借金を取り立てるのは、祐太くんが前世ユダの時に作られた財団「三十銀貨財団」。
はたしてどうなるのでしょうか。

というストーリーが一応あるみたいですが、美少女であるエリさんとレマさん姉妹を中心とする楽しげな日常を描いたのがメインだったみたい。
下敷きの話が、聖書なので、途方もないし、ユダさんにはそんなに共感できる要素も少ない、更には魔王であるルーシちゃんもどっちつかずな描かれ方だったわね。
カブリエルちゃんも、暴走キャラというわけではなかった。

実に評価しずらい作品です。
作者が巧みに人物を整理しているのですが、背景の世界観が大きすぎるので、成功しているかどうかは、自分には分からんかったかも。
コメディとして読めば十分楽しいとは思います。

自分としては、ちょっと微妙な作品でしたね。
好き度は6くらいです。
暗く、深い、夜の泉
暗く、深い、夜の泉      萩原麻里        一迅社文庫


萩原先生の本が続いて出ているみたいなので、買ってみた。
手にとってみると、この本は以前に出たものを復刊したものみたいだった。

内容はダークファンタジーと書いてある通りで、その通りで、過去に存在したと言われる「タタリ姫」という不承の存在が、現在に巻き起こす因果を描いたものでいいのでしょうか。主人公の少女が、少しづつ謎に迫っていく、一方学園側に監視されていたり、協力者の男女生徒がいたりする。
けっこう大がかりな仕掛けではありましたね。

やっぱり納得がいかないのは、ラストだよね。
それでいいのかい。

でも雰囲気がいい話ですよね。
自分はこの作者のこういった感じはやっぱ好きかも。

自分の好き度は7くらいですかね
ぶよぶよカルテット
ぶよぶよカルテット     みかづき紅月     一迅社文庫


音楽をネタにしたものらしいとのことで、読んでみた。
この作者の美少女文庫の「サムライガール」シリーズは自分には微妙な作品だったのだけど、この作品は自分としては大当たり。とっても気に入りました。
みかづき先生って懐の深い人だったのですね。

3冊目の一迅社文庫なんだけど、自分が読んだもの全部当たりだった。
相性が良いのかしら。

この本の内容は、
簡単に言えば、天才美少女3人に囲まれた、羨ましすぎる男の子の話だね。

学校中で変人と言われているトリル先輩を餌付けしてしまったことから懐かれてしまい。
サティの曲に乗りながら、おっとりとした雰囲気で、まったりした中で、ぶよぶよな展開をしていって、そこにフランス帰りピカ先輩が、ぶよぶよとした二人の仲を裂こうとした。そこでトリル先輩と距離を置いている中に、奇しくも主人公の琢己は、連絡が途絶え仲違いしたと思っていた幼馴染みの凛音と、音楽を通して仲直りを果たし、
そこから、琢己は思い切ってピカ先輩と協力して4人でミュージカルをすることにした。そこで実にぶよぶよした素晴らしい演奏をすることができたという話でいいのかな。背後で女の子たちの火花が飛び散りながらね。

最後のジュ・トゥ・ヴという言葉には痺れた。
ネットで調べたら、簡単に聞けますので、出来たら調べてこの素晴らしい曲を聴きましょう。

とにもかくにも、ぶよぶよなんですよ。
そのぶよぶよとは、

・ 作曲せずにはいられないってぶよぶよした感じになる。音がどんどん胸の奥から溢れてくるの。分かるかな?

・ こう嬉しいことがあったり感動したら、それが音になってかってにメロディが生まれてくる感覚は分かるかな?


トリル先輩は、イメージでこう伝えたいだけなんだけど
サティにはそういう曲もあります。

全編サティへの愛に溢れた作品で、唯我独尊の世界に生きる天才っ子、トリル先輩
毎日が楽しくて、楽しくて、食べるのも忘れるくらいの日々。
そうした日々の中、ちょっとと気になる男の子の登場。
端的に言えば、ビーイミーツガールに過ぎないのだけど、お互いがそれぞれ、自分が相手にとって大切な存在になるのかどうか分からない。
自分のやり方で接するのだけど、それでいいのか。
そのぎこちなさが堪りません。
トリル先輩だけでもお腹一杯なのに、さらに二人も天才美少女が出てくるのだから、げっぷがでそう。
当初、琢己にちょっといじわるだったピカ先輩も、最後の方では妖しいし雰囲気を醸しだすし、幼馴染みの凛音ちゃんも音楽でどんどん迫ってくる。
最後の方では、暑苦しく思うほどの状態だね。
琢己くんが鈍感なのは、きまり事みたいでいいのですがね。


・ お金のために曲を書くことなんてしないの。あれだけの才能(サティ)があれば、世間が放っておくないのに。どんだけ貧乏してても、酒場のお抱えピアニストとして生きることのほうが好きで。実際そう生きた人なの。お金持ちに媚びるためでなく、子犬のために曲を書いたりしているの。ね、面白いでしょ? いつまでも子供のようで


自分の好き度は9くらいです。
月明のクロースター 虚飾の福音
月明のクロースター 虚飾の福音    萩原麻里     一迅社文庫


学園ミステリーものなんで、どこまで内容に触れていいのか分からないので、データーベースから転用すると

月明りに照らし出された教室に集う、仮面の少年少女たち。
悪意と欲望の渦巻く秘密の集会は、学園の影を暴き、意に沿わぬものを粛清していく。
偶然、夜の集会を出くわした傍島久登は、かつて学園で起きた何かに巻き込まれ、心に傷を負った幼馴染の真実を求め、自らも集会の会員へと身を投じるのだが……。
華やかな名門校の表と裏を暴き出す学園ダークサスペンス


夜に謎の集会
そこに集まる、男女の生徒達。
仮面をつけ、妖しい別名を名乗り合って、集会おいて学園の出来事を語り合う。

お助けクラブみたいなところなのかな。
つまるところ、大きな会社の総務部みたいなところなんでしょうか。
それじゃ、課長島耕作だ。
自分みたいな、貧弱な発想しかできないおっさんでは、そうなってしまうのだけど、そうではないですね。秘密集会です。
そこでは、あんなことや、こんなことを語り合うのです。

やっぱり、いったいあんたたち何やってんの。
言いたくなるくらい、理解し難いものがありますね。

でも、思春期の世界で、こういう閉じられた世界で、謎を共有し、ちょっとした悪意を分かち合うのに憧れるかもね。
そういう年代の学生たちには、もしかしたらあるのかも知れない集会かもね
不明者みたいな、美少女に導かれたいと言うのもありですね。

全然物語の本筋について語り合っていませんが、ここの謎も、意外性があって良かったわね。
余り怖くないのも自分好みかも。
ちょっとこましゃぐれて、小賢しいところも、素敵だわ。


 ……だけど、自由を満喫するために規則を遵守することと、人を追いつめることとは無関係だ。悪意をもって他人の人生に関わるのかは知らないけど、それらはもうゲームの範疇を超えている。

生徒がこんなこと語りだしたら、先生泣いちゃうかもよ。
うれし泣きか、悔し泣きかしら知らないけどね


自分も好き度は8くらいかな
やっぱり「トキオカシ」を書いた萩原先生だ。自分は好きだわ


死神のキョウ
死神のキョウ       魁      一迅社文庫

この本は、
ある日突然主人公の元にやって来て、居着いてしまった死神の女の子とのラブコメだね。
ストーリーにどんでん返しがあって、余り内容には触れられないわね。

すぐ、危険な目にあってしまう体質の主人公を助けにやって来るというのは、何をやってもダメな子、のび太を助けに来るドラエもんみたいなものなんでしょうか。

すぐ怒って主人公の恭也くんを斬ってしまう、死に神の女の子のキョウは、可愛らしいわね。
友人の克己くん、学級委員長の命さん、妹のような存在の従姉妹の小桃ちゃん
限られた人数で、話を進めて、驚きを与える手腕は大したものだね。
物話の通底には悲しみがあるので、幸せそうに見えても、どこか切ないわね。


・ それにしても、マニアックだな。周囲を切り刻む呪文が、“縞々パンツ”とは


・ だって……もしあんたが男の子に興味があるとしたら……わたし困るじゃない


・ キョウさん、スカートスカート、短いからそこんとこ立つと中見えちゃうよ


・ 他の女生徒に誘惑されないよう、許婚としてこの二日間笹倉恭也を満足させてください。


・ 相手チームの女の子……ノーブラかもしれんっ



かなり引用してしまったわね。ラブコメ度の高い話だったね。

自分の好き度は8くらい