影法師

自分が読んだ本の感想を書くブログです。
優しいコメントは大歓迎です。
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こそっと再開しましょうかね
 一年くらい放置してましたが、こそっと再開しましょうかね

仕事が忙しくて、本を十分読んでいる暇がなかったのが、更新できなかった主原因なんですが、読書する量、質も著しく劣ってきたことも大きかったですね。

最近は、本よりも、クラシック音楽を聴くことがおおくなりました。
昔じゃ考えられないくらいCDが安くなったことは、嬉しいことです。
買いたかったとつねづね思っていたCDセットが、以前の何分の一で買えることは、実に嬉しいし、幸せな気分にさせてくれます。

いろいろ買って、じっくり聴き込んでみると、自分の好きな曲が、これなのだというのが見つかり、その曲の演奏を何十種類と買って、聞き比べるのは、本当に楽しいです。
車では、CDで、ウォーキング時には、ウォークマンに取り込んで、聴いていると、本当に楽しいですね。同じものを繰り返し聴いているのも楽しい。

ここにきて、自分の好きな曲は、マーラーの交響曲、特に2番と5番、ベートーベンの交響曲4番と6番、ブラームスの第3交響曲、べりルオーズの幻想交響曲、ショパンのノクターンでしょうか、
マーラーの5番は、三十種類を突破してしまいましたね。
自分でも。どこが違うのか分からなくなってます。

マーラーの曲は、つかみ所がないですね、頻繁に葬送曲風な曲調部分が出てくるし、田園のノドカな光景は、ホルンで奏でる、それが田園なんなんですか、と言いたくなるし、天国に情景は、演奏によっては、派手に金管が鳴っていていて、そこは遊園地なんですか、天国って遊園地みたいなところなんですが、もっと静かな所が、好みなんですけどねえ。と思って楽しんでます。
指揮者の中には、諸々の情景を排除して、純粋にスコアの音符の配列のみうを精査して演奏し、聴いているもののイメージとかけ離れた演奏する人もいます。予想しているものと違ったものが、奏でられることによる不快感。これが、良いという評論家もいたりして、そういうもんなんかいと納得したりしてます。

つまり、現代の人というのは、ただ単に美しい、綺麗というだけでは、心底から納得できないようになってしまっているのだということなんでしょう、
複雑で、雑多な感情の奔流で日々を送る中で、癒しというのは、難しいものなんでしょうね。
佐村河内さんの音楽
 今話題になっていることは、冬季五輪と佐村河内氏のゴーストライター事件ですね

世間一般からは、ほとんど知られていなかった佐村河内さんの音楽が、NHKで大きく取り上げられ、CDがクラシック音楽としては、異例の売れ行き、フィギュアスケートの高橋選手が、佐村河内さんの音楽を採用するということになってしまって、大きな社会現象になってしまいました

クラシック音楽愛好家の自分としては、佐村河内さんの交響曲についての感想を少し書いてみます。
NHKで放送していたものを録画して、当初は保存するつもりでいたのですが、一回で充分と思い消してしまいました。
ほとんどの人が、一回聴けばもういいや。と思うような音楽だったと思います

クラシック音楽の中の、現代音楽というジャンルに入ることもない気がする、つまり音楽表現において、真にチャレンジをしているものではないとは言えるし、陰鬱なメロディは、心地良いものでもない。
クラシックの世界の数多ある名作がある中で、この曲を取り上げる意味は少ないと言えると思う。

自分の好きな世界を披露する場として、クラシック音楽というジャンルは、自由度が非常に少ないように思える。音楽を表現するスタイルに独自性を求められるし、絶えず新しいことにチャレンジすることが求められる。
自分の表現したい世界がある人は、何も無理して、そんな面倒臭い分野で曲を書く必要はないような気がする
自分独自の世界観を思い存分に展開できること困難な場所と言えると思う。

佐村河内さんのように、自分の世界観を開陳したい人は、もっと他の場で表現した方が良かったと言えそう。

この事件の一番大きな問題は、佐村河内さんの音楽の良し悪しよりも、そのCDが爆発的に売れ、今ゴーストライター問題で揺れていることだと思う。

本来、そんなに売れないはずのクラシック音楽の曲が、ブームで売れてしまうというのは、どういうことやねん。ということですね

不遇を囲っている日本のクラシック音楽の作曲家の多くは、あんなに自由に書いて、どうしてそんなに売れてしまうのか。と思ったのではないか。

売れるためには、それを生み出した人の生い立ち、今回の場合は、障害児であること。被爆二世であること、そういう側面を強調すれば良いのか、ここは、ナイーブなところだけど、確かにその通りなんだろうと思う。
それと、これは残念なことなんだけど、日本においてクラシック音楽というのは、ほとんど理解されていないのが、実情なんでしょう
理解されていないけれど、尊敬もされていて、セレブなイメージもある。
その音楽を愛好していると、ちょっと賢そうに見える。
その隙間に、ぽかっと、嵌った問題なんだろうね。きっと

最後に、自分のこの音楽の評価はどうなんだと、自答してみると、よく分からん。
何が良いのか分からん。でも何処が悪いのかも分からん。分からんものは、無理して聴かないでよいだろうという結論です。
ヴォカリーズ
 今年になってから、いろいろなCDyたDVDを買っておりまして
中古CDの安いものを目ざとくみつけて購入したりしてます」

ジェシー・ノーマンの黒人霊歌とかが、数百円で買えたり、ビートルズのCDも安く買えたりもしました
止められませんねえ。良い時代ですね

その中で、ラフマニノフの「ヴォカリーズ」と「我が母の教え給えし歌」は、好きな曲などで、いろりろな歌手がどう歌っているのかを、興味深く思っているので、いろりろ聞き比べてみました
どちらも、NHKの「名曲アルバム」の定番みたいな曲なので、そういうきちっとした感じではなく、ずんどこ、している感じのものに、自分は惹かれてますので。どうなのかなと聴いてみました

十数年前の「もののけ姫」が大ヒットしました、その時に主題歌を歌った米良美一さんのCDでは、きっちっとした感じに歌ってましたね
ヴォカリーズは曲は、歌詞がないのだから、もっとぶったんだ方が良いと思っていたところ、ブルガリアの歌手のそれは、全然ぶっとんだました。曲の原型が、変わってしまっているくらい変わってます。
ドボルザークは、チェコで、ブルガリアもスラブ民族なんですけど、そこまで、曲の捉え方が変化するのかと、いたく感心し、自分のお気に入りになりました

フォーレのレクイエム
 最近買ったCDの中では、フォーレの作品があります
日本においてフォーレは、それほど人気のある作曲家ではないですね
ですが、先日逝去された吉田秀和先生が、それとなく推しておりまして、自分も、フォーレの師匠にサンサーンスよりもフォーレが好きですね

長らく、NHKFMで放送していたフォーレのレクイエムを録画して愛聴してました
その演奏は、コルボの指揮のもので、今でも、簡単にユーチューブでも視聴できるみたいですね
その演奏のは、ソプラノのパートを少年が歌っておりまして、まさに天国にいる気分になります
自分が、最近買ったのは、そのパートが、女性が歌っておりまして、その分興ざめです
少年が歌ってないと、これはやはりダメですねえ

それにしても、この曲は、素晴らしく雰囲気の良い曲だと思いますね
リベラ・メ。我を解き放ちたまえ
ここのフレーズが好きですが、フォーレのレクイエムには、でディエスイレ。怒りの日がありませんね
劇的ではないですね。
神は、怒っておりません。西洋の神は、シバシバ怒っているのですが、フォーレのそれは、静かな中にあります
ここのところは、世界観が問われるのかな
自分は、ヴェルディのレクイエムでの怒りの日も好きですy

つまりなんでも好きですねん
諸井誠のクラシック試聴室 ベスト・レコードはこれだ!
 諸井誠    音楽之友社


HMV社が本国で破綻したというニュースがあり、日本での影響はどうなんだということで、ネットで探っているうちに、クラシックのCDを猛烈に買いたい衝動にかられてしまった
トスカニーニの全集みたいなものCD84枚組みとか、ストラビンスキーの「春の祭典」の6つの名演を集めたものとか、ブタペスト弦楽四重奏団のベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集とか、フリードリッヒ・グルダのジャズを演奏したものなどなど、興味の赴くままいろいろ買ってしまった
その中でも、マーラーの交響曲集をジェームズ・レヴァインのものを買った。
数多いる指揮者の中で、レヴァインの物を選んだ理由は、やはり、この本の影響でしょうね

この本の刊行は、1985年。今から30年も昔になりますね
自分は、新刊で本屋に並んだ直後に買って、それから何度も熟読した覚えがありまして、いろいろなクラシックの曲の演奏を並べてみて、比較し、どこが優れているのかを懇切に解説してくれておりまして、読んでいると少し賢くなった気にさせてくれる本でしたね
この本の刊行後、今までに30年使い時間があるのですが、体感時間としてのクラシック音楽界の時間は、数年しか経っていない感じなのは不思議ですね。グールドが亡くなったのも、ホロビッツが日本になってきたのも、ロス五輪の年にためにアンドレ・ロイドウェッバーがレクイエムが作曲され、そのロス五輪のファンファーレーが印象的だったと感じたのが、去年のような気がします

この諸井先生の本で取り上げられているマーラーの曲は、第三番。
マーラーの交響曲の中では、馴染みが薄い方の曲ですし、諸井先生がこの中で名演として選んでいるのが、アバド盤とレヴァイン盤です。追加でこの本の連載していた後に評判になったレグナー盤とショルティ盤の優れたところを書いておられます
レヴァインの指揮した演奏がシカゴ交響楽団であるところが、なんだかんだ言っても大きいですね
日本では、未だにウィーンフィルかベルリンフィルが最高であるという神話が崩れておらず、アメリカの交響楽団が低くみるくらいがあるみたいなんですが、それは、クラシック音楽の音に何を求めているかによると思うのですが、このレヴァインの演奏を聞いてみると、なんとも言えない響きとか、例えようもない比類のない音とかで、クラシック音楽の演奏を讃えるのが、愚かであると思えてしまうのですが、それがどういうことなのかを語るの難しいので、本文から抜き出してみますと

・ 明晰さの点から言えば、レコーディングのメリットを前面に押し出して、楽器のクローズ・アップを駆使したレヴァイン盤の圧倒的な勝利だ。この迫力の前にはバーンスタイン盤とても遠く及ばないし、マーラーがスコアに記入したすべての記号が、鮮明忠実に演奏で実現されている点でも、これはまことに凄い盤なのである。シカゴ交響楽団底力を見せられた感じでシャッポを脱ぐほかないのだが、ただこれが、コンサート・ホールの自然んくぁ響きからはほど遠い、全く人工的なバランスだということも見逃せない問題点だと思う

バーンスタインのマーラーを押している日本の評論家がいまして、バーンスタインのマーラーも優れているのは事実でありまして、

・ バーンスタイン盤の生々しさには、人間的過ぎてついていけないけれども、このあたりがバーンスタインの本領なのだろう。それは、レヴァイン盤のメカニカルな生々しさとじゃ一味違った、ひょうげん質の問題なのである。地上的なお袋さん達と子供達の声が、ここではきこえてくるのだ

この本では、各演奏がどういったものなのか、懇切に説明されておりまして、レヴァイン盤でも優れている点のみばかりを指摘しているのではなく、捉えかた言えば短所になるところも指摘されてます
そこのところの批判精神が素晴らしいとしか言えませんし、今読んでも、何度読んでも実に面白いし、実際にCDを聞いても楽しい。

自分は、クラシック音楽が好きなんですが、周辺に誰も愛好家がいなくても、やってこれたのも、こういう本があればこそなんだと思う
クラシックミステリー 名曲探偵 アマデウス「マーラー 交響曲第1番“巨人”」
 マーラーの一番が取り上げられていました。
マーラーは、まだまだ取り上げて欲しい曲が沢山ありますね
「大地の歌」とか6番(ハンマーを使用します)とか9番とか、8番とか(のだめカンタービレで取り上げられた)

事務所には、おやつもありません。
そこにチャシューメンセットの届け物。

産業スパイ1126さんです。以前にも5番の時に出演した人です。
行方不明者を探す依頼のようだ。

ディスクをセットすると、マーラーの一番の出だしが鳴りました。
1107(いいおんな)のコードネイムをもつ女性を捜したいらしい。

十数年をかけて作られた曲には、マーラーの様々なしかけが隠されているらしい。
堂々としたオープニングです。

第一楽章。
キーンと張りつめた音。
神秘的な場所にいるかのよう。

かっこうの鳴き声が聞こえます。

変な格好をさせられているのでは、と響さん
よい質問だと、天出探偵

いつ始まったか分からない音を生み出しているのは
グラジヨットという弾き方
7オクターブでラの音を響かせてます。

生命の誕生を思わせます。
その中で4度音程のクラリネットのかっこうの音。

伝統的なかっこうの音ではないよう
「田園」では、3度音程です。
そこに違和感が生まれます。

そこから主題を導き出します。
かっこうは予告でもあります。

更に聴いてみますと
水滴が落ちるかのような音が聞こえます。

マーラーは自ら夏休みの作曲家とよんでいました。
多忙の生活の中、夏休みしか作曲ができなかった。

音響的なものを含めて部隊的なイメージがある。
ゲシュトップ。
金属的なホルンの響き。

コルレーオレは、木を叩けという指示。
綿密な指示から生まれる奇妙な音。

マーラーが演奏者に細かく指示をしていた。

依頼人は、失踪者に恋をしていたらしい。
依頼人とボンドガールの関係に勘違いをしたのが原因

この曲は失恋交響曲とも言えるのだ。

「さすらう若人の歌」失恋を歌った曲です。
の旋律から取っている

失恋への強い思いがありました
歌曲というプライベートな曲と交響曲という公の曲の隔たりをなくしました。

第三楽章では、
グーチャキパーの旋律です、
フランスの童謡からの引用です、
ここは葬送行進曲です。

暗い陰鬱にはじまる第三楽章。
コントラバスに高音域を弱く弾け指示
誰の死をイメージしているのか

幼い頃マーラーは弟を6人も亡くしていました。

急に曲調が変わりました。
民族調
今度は懐かしい感じ
また暗い童謡の旋律が戻ってきました

異化
場違いな感じにすることです
脈絡と違う曲調を入れることにより、行方不明な感じを出します。
交響曲とは、崇高なものだというアンチテーゼを打ち出しました。

過去を捨て新しいスパイになることなのでは。、


第4楽章では
地獄に堕ちた。
華やかなクライマックス
偽りの大団円と呼ばれてます

どうしてこの曲は、巨人と呼ばれているのか

「さすらう若人の歌」を正確に訳すとさすらう半人前の歌。いつか偉くなるぞとの意味なのか。
牧歌的なのに危うい感じ
アンビバレントな世界。

繰り返されるクライマックスに内面の葛藤を感じます。
大いなる自分の可能性の物語なのかも知れません。


名曲探偵アマデウス ラフマニノフ「パガニーニの主題による狂詩曲」
 ついに取り上げられましたね
「パガニーニの主題による狂詩曲」
この番組は、チャイコフスキーとかラフマニノフを多く取り上げられていたので、いつか出ると思っていました
ブラームスの「弦楽六重奏曲第1番」とかマーラーの「大地の歌」とか、ショスタコビッチの「森の歌」とか、ジョリヴェの赤道協奏曲とか シューベルトの「美しい水車小屋の娘」とか「冬の旅」とか、メシアンの「イエスに注ぐ20のまなざし」とかも扱って欲しいなあ

まだまだ扱って欲しい曲がてんこもりなんですが、番組自体がなくなってしまいそうですけどね。

来週は、マーラーの「交響曲第一番巨人」ですね。
この曲も好きです
「さすらう若人のうた」も出てくるのかしら

この番組での謎は、餃子の秘密なんだそうです。
そこを書いたらネタばれになるのかな
書いちゃいけないのかも

バナナを剥いている探偵
頭脳明晰の為なんだそうです。

響さんもお腹がすいたようだ。

そこに餃子に差し入れが
おいしいそうです。
超うまいさんという名前だそうです
中華料理のチャンピオンをめざしているみたい

餃子の奥義書を取り出しました。
名料理人だったお祖父さんの形見なんだそうです。

奥義書には、「パガニーニの主題による変奏曲」が書いてあった。

「秘伝ギョーザ狂詩曲」

第18変奏曲の甘美なメロディは、ハリウッド映画にも使われ欧米では大変な人気です。
餃子の秘伝の謎とは

ドラが鳴りました。

鶏肉を使ってふっくらと仕上げてます。
「おいしい」

うまいさんの爺さんは、大衆料理人だそうです
しかし、うまいさんは、宮廷料理人をめざしてます。

「パガニーニの主題」の曲を聴いていきますと
主題が変奏の後に登場する変わった曲なのだ。

パガニーニの主題は昔からよく使われてきた旋律。

主題が後に変奏が出てくるのは何故なのか。

まず聴衆を惹きつけるため
ラフマニノフの変奏の特徴は
普通は味付けをしていくようなものなんですが、主題を分解したのだ。
主題の骨格を表すす音など3つに分解した。

第4変奏では、ラドシラ
第12変奏では、タンタタタの音を使った

非常に意欲的な曲です
この曲で、変奏曲ではなく狂詩曲と名付けた

つまり、餃子を変奏した方が良いのではないか。
シンプルな素材を色々変えていけばいいのではないか。

味が物足りない。

そうか、ラフマニノフはパガニーニの主題だけ使っているだけではない
グレゴリウス聖歌の「ディエス・イレ」(怒りの日)を使っている。

聖歌は、ラフマニノフの曲にどういう影響を与えているのか。

聖歌に裏打ちされたロシアの旋律に親しんでいた。愛着を持っていた
過去にも、ディエス・イレの旋律を使っていた。

1917年ロシア革命勃発。
亡命から17年経って書かれた、この曲には特別な思い入れがあった
当時のソ連に教会の響きが失われたことへの愛惜の思いがあった。

うまいさんには、拘りの味があるのですか。
あなたに拘りの味がないのですが。
爺さんには、拘りの味があった。
辛みです。豆板醤の味です。

何故お祖父さんの秘伝書に18番の楽譜があったのか。

ロマンティックな旋律です。

18変奏のこのメロディ、鏡像形というもので生みだした。
鏡に映して反転すると、パガニーニの主題が登場する。

この旋律がここまで、甘美に響く理由は、和音の秘密があります。

ラフマニノフの切ない和音
二つの響きの違いを生みだしているのは、倚音というもの

倚音が生み出す悶え感
更にリズムにズレを生み出している

18変奏には、ラフマニノフの拘りがあった。
ゆったりとした間がある。
音楽は呼吸です。

てことは、超さんも餃子をひっくり返したら良いのでは
発想をひっくり返すべき
故郷を思い出しながらこのメロディを生み出したラフマニノフのように

ピアニストとした活躍した亡命作曲家だった。
1931年にソ連では、ラフマニノフは反動作曲家として指名されてしまいました。

ラフマニノフはどんな思いをして作曲をしたのか
ロシアへの郷愁。
一番良かったのはロシア時代
その時代を表したのは18変奏
それを引き出したのは17変奏。雪が舞っているかのうよう。
厳しい冬の感じでです
そこから、雪の中から土が出てきた感じが18変奏。

自分の歩んだ人生とロシアへの郷愁を託したのだ。
初演では、熱狂的に受け入れられた。

ラフマニノフは夢を実現できたのか

超さんあなたが作りたいのは、宮廷料理なのか。
私が料理人になったのは、お祖父さんの料理を継ぎたいからなのだ。
あなた自身が感動できる料理を作らなければ、人々を感動させることはできない。
お祖父さんの水餃子です。
本当においしい料理は、小さい時に食べた料理なのだ。
合点したようです。

超さんは、やったみたいです。
中華勝ち抜きチャンピオンになったようです。

響さんがバナナ餃子を考案
所長はおいしいとのこと。本当かい




帰ってきたアニソン三昧を少し聴いてみた
 帰ってきたアニソン三昧を放送していました。

朝から聴こうを思っていたのですが、これを聴いていると用事ができないので、朝1時間聴いて止めてしまった。
その後、野球の試合をまったり見ました。
ラジオを聴きながら、野球を見るのはせわしないので、聴かなかったのです。
その時に番組では、いろいろ事件があったらしいですね。

夜ラジオをつけてみると、まだやっていたので、終了まで2時間くらい聴きました。

アニソン界は熱気がありますね。
「一日ショパン」とは、雰囲気はえらく違ってます。

こういう番組は、全部聴かなくても、そのうち何時間だけ聴いても楽しいものです。
気づいたのは、自分が知らないアニソンの方が圧倒的に多いということでしょうか。
エヴァンゲリオンとかは、自分は全く苦手だし、マクロスも昔のものしか知らないし。
それにデイープなアニソンファンじゃないしね

やっぱり「マジンガーZ」とか「侍ジャナンツ」とか「バビル2世」とかが、自分は良いですね。
日本におけるフィギュアスケートの人気って凄いんですね
 自分は、クラシック音楽が好きで、クラシックを扱ったマンガとかもよく読みます。
フィギュアスケートも、バックにかかる音楽がクラシックだから、よくその競技も見ます。
が、ど素人なので、恣意的な解釈で見ております。

フィギュアスケートでは、五輪開催地に左右されるものが多いのが特徴ですね。
トリノでは、イタリアということでプッチーニのものが多かったみたいです。
次回のカナダでは、有名な作曲家はそんなにいないみたいで、そういう縛りはないようです。

田舎のおっさんが、ちょこちょこと書いただけで、かなりのアクセスがあるということは、フィギュアスケートの関心に較べ、クラシック音楽の関心が少ないことの表れかも知れませんね。

このことには、苦笑してしまうかも。

盲目のピアニストの辻井さんが、ピアノコンテストで優勝すると、その一事で大騒ぎになり、その演奏はどういうものなのかということに対する感想は、貧弱なものしかありませんでしたね。
誰でも、耳があるのだから、凄いですね。感動しましたという言葉以上の何かの考察が少ないような気がしました。

では、お前は辻井さんの音楽を聴いてどう感じたのか、と問われれば
感動しました。としか言いようないのですが、
コンクールで優勝してもおかしくない演奏だなあとも思いました。

コンクールで優勝するというのは、盲目であるということなど関係なく、演奏スキルによって採点されるものです。そういうところは海外のコンクールでは厳粛であって、その点をクリアしなければいくら感動的な演奏、音を響かせてもダメみたいです。
辻井さんは、そこのところは見事にクリアしていました。
そして、自分が辻井さんの演奏が素晴らしいなあ。と思えたところは、日本人が演奏しているなあと思えるところもあります。
音楽の日本化というのは、どういうものなのかというのは、全く分かりませんがね。
日本の文化の中で育って、それが海外で認められたような感じもして、嬉しくもなりましたね。

このブログのフィギュアスケートの記事を書いてののアクセス数上昇は、一過性のものに違いありませんね。
それにしても、日本人の多くはラフマニノフを聴いてどう思うののかねえ
あくの強い音楽ですよね。
のだめカンタービレでは、千秋さんも演奏していましたよね。
多くの人は、おおぉと思うだけなのかしら。
個人的には、ラフマニノフがこれだけ受けるのら、プロコフィエフももっと受けてもいいと思ったりもするんだけど、日本ではいまいちですね。中野友加里さんが演じたプロコフィエフの「シンデレラ」は面白かったんですけどねえ。もっと親しまれていいと思うんだけどねえ


浅田真央さんが、今年採用するラフマニノフの前奏曲「鐘」について
 浅田真央さんが、今年フィギュアスケートのフリーで採用する曲が、ラフマニノフの前奏曲「鐘」になったそうだ。
自分の知らない曲ですね。
コーチコーチのタラソワさんの秘蔵の曲らしい。
ロシアでは、有名な曲なんでしょうか。
日本でも知る人ぞ知る名曲なんでしょうか。

ラフマニノフと言えば、なんてったてピアノ協奏曲第二番ですよね。
フィギュアスケートでもよく採用されている曲ですよね。
ラフマニノフには、隠された名曲が多いということなんでしょう。

全く話は反れるのですけど、自分の好きなラフマニノフは、「パガニーニの主題による狂詩曲」
超有名ドラマの「ロングバケーション」の最終話のコンテストの場面で、キムタクさんのライバルだった涼子役の松たか子さんが弾きましたね(確かかどうか記憶があやふやですがね)。
この演奏は、酷かったので、ドラマの本筋と違うところで怒りました。

個人的には、同じラフマニノフをするなら、「パガニーニの主題による狂詩曲」で、真央さんは演じて欲しかったなあ。
劇的さと言えば、絶対に鐘よりもあると思うのだけどねえ。