影法師

自分が読んだ本の感想を書くブログです。
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よだかの星
よだかの星(銀河鉄道の夜所収)     宮沢賢治      角川文庫


昨日読んだ「ビジテリアン大祭」が自分的にはヒットで気に入ったので、これから宮沢賢治の作品も不定期に感想書いていこうと思っています。
大したことが書かれていないので、研究者の方とか学生は閲覧に来ないでね。

まず名作と誉れ高い「よだかの星」
これは「かもめのジョナサン」と似ているよね絶対。

内容は、醜いよだかは、鳥たちの世界からバカにされていた。ある時名前に鷹がついていることから、鷹から名前の変更を強制される。
よだかは何もかも嫌になって星になろうとした。が、満面の星々それぞれは、よだかに対して冷たく応対した。よだかは挫けそうになったが、最期を迎え命が燃え尽きても飛び続け、よだかの星として燃え続けたのだった。

というのでよいのかな。

ジョナサンは、限界まで飛び続け、あんたはただのスピード狂じゃないのかい。それでもしなくてはいけないのかいと。使命を持った者の孤独とは辛いのお
対して、よだかさんは、泣き虫だね。
世間から疎外され、バカにされ、もう嫌だ。嫌だ嫌だ。というような感じがする。
日本社会の桎梏がそうせるのかい。もっと自由に生きたいと思ってもままならないが、諦めず格闘していくときっと何かを掴める。
そして星にもなれるんだ。
ということなんでしょうか。
やっぱり日本人としては、ジャナサンよりよだかさんを支持したいよね。
醜かったていいじゃないの
それにしても、鷹さんは何でそこまで傲慢なんだ。
賢治さんには近しい誰かに、そんな人がいたのかな
ビジテリアン大祭
ビジテリアン大祭(銀河鉄道の夜所収)    宮沢賢治       岩波文庫


昨日読んだ青春祭は、ああいうものだったのだが、
この「ビジテリアン大祭」は何なのよと思って読んでみた。

答えはすぐ分かった。
つまりベジタリアン、菜食主義者の話だったのね。
この話は宮沢賢治のものなんだし、未だ文庫に入っているのだから、凄く有名な話なんだろうね。自分は全く知らなかったわね。

そういう先入観なく読んでみると、げっげっげっというものだったのかも。

カナダ東北部の島のニュウファウンドランド島が舞台なんだね。あの「赤毛のアン」のいたところの近くではないかな。そこの小さな村で祭が行われる。日本代表として派遣された主人公は世界各国から集まった人々と知り合うが、そこにこの菜食主義の祭典に否定的な考えを持つ者の菜食主義を中傷したビラが投げ入れられる。
この祭典が始まると論難反駁という題目があり、なぜ菜食が良いのかと演説するベジタリアン側の世界各国から集まった人間と、それに否定的な畜産協会側の人間のやり取りが行われた。宗教、人種を超え、様々な論点で熱戦が繰り広げられた。主人公も思わず檀上に登り演説をしてしまった。
最後に、ここで非難中傷していた畜産協会の者も実は、ベジタリアン側だと判明した。

内容を詳しく書いちゃった。
賢治さんって熱い人だったのね。
間違った仏教の教えに、東洋人としてそれは違うと語りだしていくところは、思わず拍手。
ただ小説としてではなく、メッセージを読むというようなものだったね。
今の時代なら栄養のことや食物連鎖のことなど、科学的なことをよく知られているけど、この時代にこういう議論をするのは、やはり斬新だったのだろうね