影法師

自分が読んだ本の感想を書くブログです。
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日本上空いらっしゃいませ
日本上空いらっしゃいませ  佐々原史緒       HJ文庫


久しぶりにライトノベルを読んでみた。
「暴風ガールスファイト」の作者の本で、こちらも面白かったわね

内容は、突然日本上空に現れた、上っ國という島の王女に、好かれてというか、この転移の原因にもなった主人公の元にやって来る。
異次元から突然やって来た見知らぬ集団。つまるところエイリアンとの遭遇ものなんですね。
でも、この集団は度々転移していくという流れ者たちでもあり、科学が発達しているのに、今いる次元の世界についての知識が偏っているというのが問題なんですね、総じて日本政府とは円満な関係を構築してはいます。
即、エイリアンとの戦争。アルマゲドンとかにはならないのは、やって来たのが日本だからでしょうかね。アメリカとか行っていたら、大変だったかも

真面目に語っているのがアホらしくなるわね。つまるところコメディなんだから。
一方、シリアスなところもあったり、この上っ國の革命家なんてものも出てきたりと、
良いバランスです。
まだまだ話が続きそうなので、こちらも期待できそうですね。

自分の好き度は8くらい。
AKUMAで少女
AKUMAで少女     わかつきひかる     HJ文庫

この本の内容は、
主人公のゆり絵は、幼馴染みの僚のことが好きなんだがなかなお互いの距離を接近でずにいた。ある日悪魔をみつけて、その悪魔を脅迫して性転換してもらい、僚自身になってしまう。そこからお互い女の子のもててしまったりする話。

でいいのかな。

読み始めたときから、結論が見えているような話だわね。ハッピーエンドで終わるのが、見え見えなんだけど、そこまでの道程のあれこれを楽しむ話で、そこは作者は練達の士で上手いよね、エッチなんだけど、それなりの一線を守って、面白人物たちを適度にちりばめて話を進めた。

デビルベアなんかは、「カードキャプターさくら」のケロベロスそのままやんけと思ったのは自分だけじゃないよね。大阪弁だったしね

読みやすいし、面白いのだが、何をするねんとかいう、破天荒な感じはしない。そこは評価は分かれるかもね

あとがきで、いろんな出版社から断られた経緯が書かれているけど、もったいないよね。
これだけ書ける人、そんなにいないと思うけどね

自分的には、ライトノベル自身にはそんなにエロはいらないと思っているが、そういう風に考えている人が編集部にも多いということなんでしょうか

自分の好き度は、8くらいです。
前言と矛盾しますが、かなり好きです。
螺旋の国の3ドリル
螺旋の国の3ドリル 富永浩史 HJ文庫


久しぶりに更新します。
「ぼくらのみかたん」が、自分はかなり気にいっており、その同じ作者の作品だったので、妖しい題名なので躊躇したのですが、購入して読んでみた。

内容は、データーベースからは、

すべてを貫く無敵の螺旋。人それを「ドリル」と呼ぶ。モデラー少年、宮寺轟と海城竜一、そしてドール大好き少女翠の3人は、突如現れた螺旋の怪獣とともに地底世界へ召喚されてしまった!螺旋の力が支配する世界で「螺旋の使徒」となった轟たちは、その手に握ったピンバイス(モデラー必携3ミリ径)で真実を貫くことができるのか。

とあり、その螺旋の国という異世界で、活躍するドリル好きの2人の若者とドール好きの一人の少女の冒険物語だったね。
ドリルに心ときめかす人が、世の中にどれだけいるのか分からないわね。

自分は、これ読んでいると、この不条理小説はなんやねんと思った、
旧日本軍の軍曹さんも出てくるし、恐竜さんも活躍。魔法少女もいる。
でも熱血であるんだね。
カフカとかカミュに熱血をいれたら、おかしいわね。
それに描かれている世界観もおかしい。
要は、変な話ということなんでしょうか。


抜き出してみると

・「何か期待していなかったか、今」
「別に、委員長の洗濯板には何も」
「再会して最初に言うことがそれですか!」



・「形が魔法を生み出すのですから、あちらで使っているような螺旋型のものを回すほうがはるかによいのです。」
ドリルはかっこいいほど強いと、しかも美少女に保証されたということらしい。



自分の好き度は、7くらい。
この作者の本を自分は好きだから高い評価だけど、世間的にはどうなのかな。