影法師

自分が読んだ本の感想を書くブログです。
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わが王に告ぐ エヴァリオットの剣
わが王に告ぐ エヴァリオットの剣     高殿円      角川ビーンズ文庫


「マグダミリア三つの星 」の話が完結したと思っていたら、番外編があった。続編とも言えるのかな。
別にそんなに大したことは、起こっていないみたいだが、簡単に感想書いておこうかな

内容は、
この巻の主人公は、アンナマリアという女の子。アルフォンス陛下好き好き女の子。
マウリシオのライバルに?

シリアスからコメディに転化している。

・陛下ひとすじ十五年ということね。でも想いの深さじゃ負けないんだから!

とかのたまっている。
この人、この物語の観察者でもあるんだね。
主要人物のその後を紹介する狂言まわしとも言えるわね。

作者は、キースのことをけっこう力いれて、ここでは書いているね。
自分などは、キースは、余り好きな奴じゃないから、その点不満。

もっとマウリシオが積極的だったら、ここの話はいらなかったのかも
が、上手くいったみたいで良かったわね。
もっとこの物語を読んでおきたいとも、個人的には思った。

自分の好き度は、7くらいかな
永遠はわが王のために ミゼリコルドの聖杖
永遠はわが王のために ミゼリコルドの聖杖     高殿円     角川ビーンズ文庫


続編を読んでみた

ここでの内容は、
本当は、承前で済ましたいところ。
アルフォンスとキースの関係が、どんどん緊迫していっているところと、マウリシオがどういう行動をとるかが注目。
他、ベロア公の動きも注目といったところか

全然内容について触れてないじゃないかと言われそうだが、書きにくい。
書いたら、結末をばらしてしまうおそれがある。

それぞれの人々が過去のいきさつを持ち、終盤に向けドラマが収束していくは、どきどきした。
キースはちょっと役不足だったというより、荷が重かったのかな
一方の中でもアルフォンスは試練に良く耐えた。
アルファンスとマウリシオの仲も上手く収まったみたいで、やれやれ。

この物語は、モンテクリスト伯とかの復讐者の要素もあり、登場人物のそれぞれの視点による楽しみ方ができる。繰り返し読めるお得な一冊だわ。


抜き出してみると

・誇らかに顔を上げ、人々の歓声を体いっぱいで受け止めているアルフォンスの頭上に、キースはそのときたしかに光の王冠を見たのだった。

ここでの自分の好き度は、8くらいだね
王の星を戴冠せよ バルビザンデの宝冠
王の星を戴冠せよ バルビザンデの宝冠     高殿円     角川ビーンズ文庫


高殿先生の原点とも言われている作品を読んでみた。
「そのとき」シリーズのはじけた感じと違って、この物語はシリアス展開だったね。

内容は、
アルフォンスは、自分とそら似のキースという少年とその立場を入れ替わった、そしてそのままキースに王位を奪取されてしまった。

というところかな。
アルフォンス自身の身体の秘密もある。

自分的には、流血女神伝の「帝国の娘」みたいなものかなと思ったが、ちょっと違っていたわね。これは「王子と乞食」を下敷きにした話みたいだったね。
いきなり豹変したキースに、おおっと思ったりもしたね。あんたそこでそんなことしますか。野心家だね。

入れ替わっってからが、やはり面白くなった。
庶民の生活の厳しさを実感したアルフォンスは、人生の機微を知り、社会というものを知る。
自分はアルフォンスを応援するぞ。ここで勝手に思ったりした。
でも、身代わったキースも努力して良き王たろうとしているみたいだ。
いいよね。若者は前向きで。

アルフォンの言葉を抜きだしてみると

・大事なことは、「考える」ことだ。この国や社会のありかたや、人間の尊厳についてひとりひとりが自分の考えを持つこと、それこそが、貴族や王に対して抵抗できる力を持つことになるんだ。おれは信じている。その力はかならずこの国に議会を開かせるー

という言葉を吐くようになってしまう。
次巻が楽しみだね。


今のところの自分の好き度は7くらい。
  
異邦の影を探しだせ
異邦の影を探しだせ     結城光流     角川ビーンズ文庫 


少年陰陽師の一冊目を読んでみた。
この本は女の子に大人気シリーズだね。
読んでみて、確かに人気出るはずだと素直に思ったわね。
何と言っても主人公の安部昌浩というより、晴明の孫のキャラクターが魅力的だ。
いわゆる男の子なんだね。
晴明の孫なんて言われるのに良しとせず、生意気で、気概がある。
去勢された大人の男にはない魅力がある。

そして物の怪のもっくんも、かわいいとは言えないが、適度に突っ込み力があるし、昌浩がピンチの時は、助けてくれる心強い存在だ。

この巻の内容は、
オープニングの人物紹介という意味合いが強かったのでは、元服して出所することになった昌浩は、権力者の道長の娘の彰子姫の危難を救ったことにより、さすが晴明の孫と呼ばれ。道長の歓心も買う。
その火事の原因を探る為に百鬼夜行に見つけだそうとして探索を始めた。

というところかな

昌浩くんは、いつも晴明も孫と言われる度に反発するところは、かわいらしいが、仕方ないわね。

ちょっと脱線すると

自分的には、彰子姫が出てくるところが嬉しいね。
この女性は、90才くらいまで生き。藤原氏の摂関政治の根幹を支えた女性だし、彰子のサロンには紫式部等の才女が集まった。高名なものだったね。
でも、そういう歴史上の出来事よりも、重要だと思うのは、彰子姫はその生涯を通じて、優しい心情を持った女性だと分かることだね。
貴族政治の男社会の中でも、女性の権利、矜持を守って生きた人のような気がする。
ラノベ世界では、「パラケルススの娘」の多華さんと重ねて思い浮かべてしまうのだわ。自分はね。
彰子姫については、機会があったら、どうして素晴らしいのか、書いてみたい気がする。

本題に戻ると

この物語は、20冊くらい本が出ているらしいね。
さすがに一気読みはできんわ。
ぼちぼち崩していきます。


抜き出してみると

・「だめだよもっくん、やっぱり向上心を持たないと。知らないことを勉強しないと、偏った知識でだけではどんどん偏屈になっていって、しまいに性格まで悪くなって嫌われちゃうよ」
「向上心があったって、成長しないと意味がないってこともあるぞ、晴明の孫」



自分の好き度は、今のところ7くらいです。
身代わり伯爵の冒険
身代わり伯爵の冒険     清家未森     角川ビーンズ文庫


高殿さんの小説をあれこれ探っていたら、面白そうな題名の本があったので読んでみた。

この本の内容は、
パン屋の娘のミレーユが、駆け落ちしてしまった兄の代わりに伯爵家のもとで、偽装工作する話。本の題名にある冒険なんだろうけど、秘境とかに行くのではなく、宮廷生活に逞しい庶民の娘が挑戦するというものだったね。

データーベースでも、このように書いているけど、他には、陰謀があったりしていて単純な身代わりというものではなかったね。

兄のフレディックが、けっこう気儘に宮廷で生活していたみたいだが、
庶民のミレーユの適応力は高いね。
陰湿な貴族の裏口などなんのその。暴力王女さまに対しても軽口を叩き、逆襲されて物を投げつけられてもへっちゃらだし、裸の騎士団に迫られても、青ざめたりするが、直ぐ立ち直る。
これぞ雑草魂。
ジャイアンツの上原投手は見習って欲しいわ。(この例えは方向性が微妙にずれているね)

続きの話は、個人的には、パン屋としてライバル店を出し抜いていくミレーヌの話を希望するけど、また宮廷に呼ばれそうだね。



抜き出してみると

・「な、なにごとだ?」
「ああっ、あれは伯爵の私的親衛隊第一号、「白薔薇乙女の会」の会員たちです!」

ここは、桜蘭高校なんかい



・ベルンハルト伯爵は、たとえ目の前で侮辱されても笑って流すことができる人です。何年もそうやって彼は耐えてきた。それをあなたがここでぶち壊すわけにはいかない

兄上も人知れず苦労してきたんだ



・「なーにが庶民の出、よ。下町生まれのなにが悪いっての? あんたらの食べるものを作ってるのはどこの誰だと思ってんのよ! この……」
パン生地を振り上げ、恨みをこめてさけぶ。

これぞ由緒正しき庶民だ。



自分の好き度は7くらいです。
そのとき鋼は砕かれた
そのとき鋼は砕かれた     高殿円      角川ビーンズ文庫


まず最初に言っておきたいのは、
アドリアンは、全くペンギンじゃん。

エシュウロンという国にやってきたフラン他無敵団の一行の出来事数々がここでの物語。
前巻でもそうだったが、この国の制度も少し変わっているね。
なんでこういう制度になっているかな。ちょっと子供たちには厳しい環境じゃないのかな

フランちゃんの武闘はここでも冴えている。お金大好きで、格闘少女(こっちは本人には不本意かも知れないけど)、どんどん変なキャラになっているね。
そして、ペンギン。と色男(?)のしーちゃん。変な集団の絶対無敵団。
しーちゃんとの永久合体?

実にシュールだ。が、詰め込み過ぎかも、おっさんには、頭がくらくらすることが一杯だもんね。


抜き出してみると

・「それにあんただって、人のこと化け物とかいうわりには夜中にこそこそでかけているじゃない。見たわよ、ビヨンヌにいたとき、わざわざトリ姿に変身して集会に出かけたでしょ。」
「いやあ、ああいった大都会では鳥専門のコミュニティもあるんですねぇ」


・そうだ。言葉で伝えるのが無理なら態度で示せばいいのよ。この溢れんばかりの愛を、しーちゃんに体ごと受けとめてもらえばいいんだわ。それにはそう、実力行使あるのみよ!


・ここだったら、わたしが思いっきり商売したって誰にも文句言われないわ。女の園なんですもの。わたしが金貨風呂に入ってあふんうふん言ってたって変な目で見られることもないし ………

最後に突っ込むけど、なして金貨風呂なの
そのとき翼は舞い降りた
そのとき翼は舞い降りた  高殿円     角川ビーンズ文庫


やったー
ついにビーンズ文庫進出だ。

この本の主人公がかわいそうなんですよ。
親に捨てられて、売られていった途中で、死にそうになり、そこでゼフリートの籠手というものを継承させられて、それでも一旦は町に出てど根性ではい上がっていたのに、そのゼフリートの籠手によって、親しい人から忘れ去られる運命になり、どうしようもなくなって傭兵団の団長になってしまうんですわ。

かわいそうな人だ
が、お金大好き。そんな運命にはまけへんでー。逞しく生きてやる。
というところかな

途中の傭兵団の団長になるところくらいまでは、個人的なツボだったのですが、最後の方の三角関係とかは、ちょっとおじさん引いたわ。
フランちゃん。目を覚ませ。それはゼフリートのせいだ。

去年の話題作の「狼と香辛料」に何か物足りなさを感じていたが、それが分かったわ。
それは、商売を扱っているのに、綺麗に仕事をし過ぎていたということだね。
この本のフランちゃんみたいに、落ちている金を目を皿のようにして探したり、
「小銭を数えると、不思議と心が落ち着くんです。」とか人生の最後は金の入れ歯がふさわしい。とか言っている方が、商売人としてしっくりくるもんね。

昔見たような気がするドラマの、月に向かって、いつかどてらい商人になってやると叫ぶような感じに似ているわね。(そんなドラマあったのかな)


抜き出してみると

・トリの姿で宿屋に泊まると、宿代がかからな………


自分の好き度は6くらいかな