ヤングガン・カルナバル 前夜祭・標的は木暮塵八 深見真 徳間書店
ヤングガンシリーズの八作目を読んだ。
この面白い本の内容をどこまで、書いたらいいのかよく分からないので、徳間書店の紹介文を転記してみると。
鳳凰連合にさらわれた伶を助けるため、自ら囚われの身となった弓華は、思いがけずも母・聖火と再会することに……。
その頃、塵八は白猫から依頼を受け、一登とともに鳳凰連合幹部暗殺へ向かうが、そこには巧妙な罠が! 混乱しながらも生還する塵八。
「なぁ、白猫さん……『カルナバル』ってなんだ?」ハイブリッド、鳳凰連合、豊平重工、飛竜会、ヴェルシーナ、紅旗幇、翼心会の殺し屋たちが、それぞれの十字架を背負い、闘い続ける意味を探す……。大人気シリーズ、衝撃の第8弾!
この八作目で、題名のカルナバルの意味が明らかになる。
主人公の弓華や塵八も驚いたみたいだが、読んでいる自分も驚いた。
ここからが、この物語の本題なんだね。
今までの話は、沢山いる登場人物たちの紹介の為の話だったのね
いやーなんて言ったら良いのかね。
次巻の予想される怒濤の展開について、待ち遠しいくてしかたないとしか言えないわね。
更に、この本の題名「標的は木暮塵八」というのも、奥深い意味があったりして、
この物話の中で誰が、強いのだろうね。
次から次ぎへと常識外れな人たちばかり出てくるもんね。
ちょっとそれはないだろうという人ばかりだね。
でも飛竜会の人は、噛ませ犬みたいに弱すぎ。
犬囓という人も出るけど、そこを踏まえた名前なのかな。
ここで大きく話を広げたね。めい一杯広げてしまったみたい。
でも広げた上で舞台を限定したのは、賢明だったかも。
無法図にしてしまったら、誰が真の敵であるか悪であるか分からないもんね。
既に、悪い奴だらけで、収拾がつかなくなっているけどね
一方着地点も見えたとも言えそうだ。この展開は、賛否が分かれるかもね。
自分が願わうのは、善が勝ち、悪は負けるというストーリーを踏まえて欲しいことだね。
ここでも少し抜き出してみると
・犯罪者の技量は「逃げ方」で判る。ちんぴらほど退き時を知らない。
・人間の成長期には二種類ある。
一つは、得意なものを伸ばしていく成長期。もう一つは苦手なものを克服する成長期だ。
自分のこの本の好き度は、9。
10でもいいのだけど、決着がつくと考えられる次巻の点数を上げることができないので9にとどめます。
世間は、7くらいかな、壮大に撃ち合うと考えるられる次巻へのつなぎと、様々な登場人物の近況みたいな内容だったので、この巻だけ読んでも面白いと思わない人もいるかも
この物語は、もしかしたらライトノベルではないのかも。
バイオレンス小説なのではないのかな