影法師

自分が読んだ本の感想を書くブログです。
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光降る精霊の森
光降る精霊の森     藤原瑞記    中央公論


この前読んだ「煌夜祭」が、第2回C★NOVELS大賞<大賞>受賞作とのことだったので、その前受賞作は、どうなのかということで読んでみた。

自分は、ファンタジーは苦手なので、とっても書きにくい話だわ。

内容は、データーベースからは、

故郷で事件を起こし潜伏する青年エリは、行き倒れ寸前の半精霊の少女と生意気な猫の精霊を拾ったばかりに、鷹の女王を訪ねる旅に巻き込まれ――第一回C★NOVELS大賞受賞作!

とあるのだが、この青年エリの家族問題、それとも王位継承問題が、話の中心なんだね。
最初から、なんでそんなところに住んでいるのというのも、一種のふりなら、それはそれで良いと思うが、単純に少女と猫と旅をする話の方が、個人的には良かったかね。
なんてたって、その王位の問題より、猫のゼッテの正体が判明したときのほうが、面白く感じたしね。

自分の好き度は6くらいです。

煌夜祭
煌夜祭    多崎礼    C・NOVELS 中央公論 

一部で高い評価を得ている「煌夜祭」を読んでみた。
噂に違わない高レベルな物話だ。
内容は、
十八諸島という世界の中での話で、語り部という存在が、冬至の夜に、魔物が人を喰わせい為に物語を語るというのような語なんだが、その語り手自身にも謎があり、ひねりがあったりする。
この謎は、物語を読む醍醐味でもあるので、ばらさない方が良いので伏せます。

とか言っているとほとんど内容について語れてないわね。
「煌夜祭」の中の短編が、それぞれリンクしていき、最後に昇華していく過程は、先入観なしに読んで欲しいわね。

一八諸島という舞台、魔物の存在。語り手。こういうのは文化人類学で有名な「クラの交換」を連想させるけど、どこか中世ヨーロッパ風な感じな世界でもあるね。
ちょっとバター臭い感じはするわね。

出てくる人物は魅力的だが、多くが不幸なのは読んでいてちょっと辛かったね。
自分が一番気になったんおは、やはりクォルンかな

いろいろ抜き出してみると

・暗闇の中に光が見えれば、人間だってそちらに足を向ける。魔物は人よりも、はるかに長い時間を暗闇の中で過ごすんだ。より光に魅せられるのは当たり前だろう

・弱者にとって戦は常に理不尽なものだと、死んだ養父が申しておりました

・戦争に、幸せな結末などあり得ない

・この世界に無駄なものなど何もない。この世界にあるものはすべてには、存在する理由がある俺のような役立たずにも……お前のような魔物にもな

この記事じゃまともな感想記事じゃないわね。でも虚心に読んだ方が良い話なんだから仕方ないかもね
自分の好き度は9くらいかな。
ユーフォリ・テクニカ 王立科学院物語
ユーフォリ・テクニカ 王立科学院物語   定金伸治  中央公論

ネタばれがあるかも知れませんので、気になる人は読まないでください。

定金先生の問題作?「制覇するフィロソフィア」の続編を待っていたところ、定金先生の新シリーズが出ていたのを知った。
それで、早速購入して読んでみた。
何の話かと思ったら、帯にかいてあるとおり、暴走王女が偏見と戦うというような話だった。
ひたすら研究。寝ても覚めても研究。研究こそ命。
なんかすごく過剰な話だ。

内容は、今から100年くらい前の英国と似たよく似た架空の国に日本に似た架空の国から来た青年が、講師として招かれ、そこにお転婆王女さんが転がり込み、当時の最先端技術の水気を使った技術の研究をする。そこにある国の陰謀が絡んで話が進行していくというものかな

自分はこの話は、とっても面白く読めたけど、一般受けする話かどうかは不明。

ここでも少し抜き出してみると
・手先の器用さと根気強さ、そして、周りの流行に流されない志向……
技術をやるために必要な能力のベスト3だね

・勉学というのは才能ではなく気力と継続力なのだ

・感動というものは庶民に与えられた特権であって、おれたちが楽しむものではないわけだ。
求めるものが大きいほど、人間として捨てなければならないものも多くなる。

なんか、勉強法を書いている本みたいな感じがするね