涼宮ハルヒの分裂 谷川流 角川スニーカー文庫
ネタばれがあるかも知れませんの、気になる人は読まないでください。
というか、何故分裂なのかということ自身ばらしたらいけないのかも。
ここでは、SOS団以外の集団が現れ、次巻の「涼宮ハルヒの驚愕」がそういた諸々の解決編になるらしいので、この巻は、謎をいろいろ提示した前編と捉えることができるね。
今日本で最も売れている文庫本の一つには、違いないわね。
自分が買ったのも、平積みになっていた最後の2冊目だったしね。
何でここまで売れるかは分からないが、やたら屁理屈が多く青っぽい小説であるのは確か。
最初書き始めた時は、作者はこんな展開になると思ってなかったに違いないね。
であるが、この巻でも満足度が高い出来だったと個人的には思う。
本文から抜き出してみると
・「わたしたちは、涼宮さんが現在所持している力は、もともと佐々木さんに宿るはずのものだったと確信しています。何らかの事情で間違った人になったの。だから、それを元通りに直したい。そのほうがきっと、世界はいい方向に動きます。」
この橘さんの発言で、この巻のほとんどが分かるね。
・「言っとくけど、わたしは笑いには厳しいからね。ますシモネタとものまねは問答無用に却下。とにかく何か極端なことして笑いを取ろうとするのは全部ダメ。トークで勝負しなさい、フリートークで。思うんだけどね、そもそも人が笑う仕組みというのはー」
SOS団に入るのは、難しいみたい。
自分のこの本の好き度は、7くらいかな。ハルヒさんのちょっと可愛い側面が見られたのは良かったね。
世間も7くらいなのかな。自分には、よく分からないね。
明らかに、とってつけたような話なんだけど、そうれを言ってしまえばこのシリーズ、一巻以外全てそうだもんね。
建て増し建て増しばかりで、これだけ話を引っ張ることができ、面白い話になっているのは、不思議だよね。
そしてこのシリーズが大売れするのだから、どうなっているのかね